美墨はセントラルと呼ばれるタワーを高次元世界の中心に建造し,全世界を彼の考案したシステムで統治していた。財膳達の秘密部隊はセントラルの場所を確認しセントラルに侵入した。タワーには何百人と武装したセキュリティが配置されていた。壮絶な戦いだった。原田が叫んだ。「皆、ドラゴンフライをオンにしろ。」彼らは総勢11人であったが、何百人もの戦力を持っている軍隊の様であった。目にも留まらない速さで瞬間に移動しその移動が終わった瞬間に何十人ものセキュリティがフロアに横たわっていた。あっと言う間にセントラルの最上階、美墨のいるコントロールルームにたどり着いた。その時点では財膳の秘密部隊は半数の4名となっていたが、相手方は数百人の犠牲者が出ていた。美墨はあまりの戦力の違いに愕然としながら、コントロール室に逃げ込んだ。「お見事です。丹羽教授、驚きましたよその装置の威力には・・・ただこれだけは言っておきます。現在、この世界をコントロールしているのは私です。今、一瞬で皆さんをこの世界から消し去ることができると言ったらどうしますか?」美墨の声が最上階に響き渡った。財膳たちはコントロール室の入り口まで来ていた。財膳が健二に確認した。「美墨の言っている事は本当か?」健二は答えた「私もここまで簡単に来られるとは思いませんでしたが、おそらく最後の手段として我々を消し去ろうとしているのでしょう。」「それなら何故最初からやらなかったんだ?」原田は大きな声で健二に言った。「おそらく、それは彼にとってもいちかばちかの最後の手段だったんでしょう。ひとまず、撤退した方が無難でしょう。」・・・健二は叫んだ。「美墨君、それではこうしようじゃないか?我々は撤退する。しかし日本を犠牲にするのはやめてくれ。君も日本帝国の人間じゃないか?」・・・・美墨が答えた。「残念ですが、日本は破滅の運命を選択しました。まもなくとてつもない悲劇が日本を襲うでしょう。それは中国人やアジアの人々を人とも思わない扱いをしたその天罰なのです。残念です。私にはこれしかできません。」美墨はコントロールシステムの消去システム稼動のボタンを押した。美墨の目には涙がこぼれた。「さようなら、丹羽教授、尊敬しておりました。」次の瞬間、丹羽教授、財膳、原田そして秘密部隊の4名は霧に包まれ消え去った。