そこには、すでに先客がいた。萩原と和美の分身そして由美の3人だった。「先輩、ごめんなさい、みんな嘘だったの・・・姿を消したり、ホログラムを作ったりする機械も存在しないの・・見えなくなった思ったのも錯覚です。」それまでガムをくちゃくちゃしていた萩原がペッとガムを吐き出し前に出て話始めた。「由美は俺たちが丹羽の野郎に送り込んだスパイだよ!奴はこの世界をコントロールしたかっただけだ。自分の私利私欲の為にな!とんでもない奴だ!」和美の分身が続けた。「あの人は妄想狂よ!完全に狂っている。私たちはこの世界を妄想狂から守るために由美を彼の元に送り込んだの・・琢磨君!あなたの正体も分かっているのよ!」「パーン」その時乾いた銃声がその部屋に響いた。「黙って聞いてりゃ勝手な事ばかり言いやがって」琢磨が銃口を3人に向けながら部屋の真ん中にある奇妙な機械のスロット口にCD-ROMを入れようとした。「巽 琢磨!あなたが丹羽教授の息子であることは最初から判っていたわ」和美の分身が言った。「本当なの?琢磨・・」和美はもう何を信じて良いのかわからなくなり混乱していた。「そこまでだ!琢磨」萩原のピストルが火をふいた。同時に琢磨のピストルも発射された。セントラルに二人の銃声がこだました。