「君達の使命は私がフィッシャーマン理論を基に作成した。このプログラムをセントラルと呼ばれるコアの中央コンピュータにダウンロードする事だ。」琢磨が手を上げ教授に確認した。「すみません。そのプログラムをダウンロードするといったい何がどうなるんですか?」丹羽教授は琢磨の前のソファに腰を落としゆっくり話し始めた。「そうだね、肝心なことを言わなければいけないね。琢磨君、君は自分がどこから来てどこに行くのか?って考えたことはあるかい?」教授はパイプに火をつけながら琢磨に聞いた。琢磨はこう答えた。「いいえ、あまり考えたことはないですね。」教授は答えた。「人間は一般的に共通意識体であるコアから生まれコアに戻って行くんだ。生まれ変わりって聞いたことあるよね?」「はい、リインカーネーションですね?」和美は答えた。「そうだ、和美君や琢磨君も実はすでに600回は優に生まれ変わっているんだよ。」「600回!」二人は同時に叫んだ。「そう、人間は何度も何度も生まれ変わるんだ。その人生での喜怒哀楽のエネルギーがコアの動力源になっているんだ。私のプログラムはその永遠のリンクを断ち切り、人間を解放する為のプログラムなんだ。このプログラムを連合軍の残党が開発したこの世界をコントロールするプログラムより先にセントラルにダウンロードして欲しいんだ。さも無ければ自分達は連合軍の残党の思いのままに操られてしまうだろう。君達選ばれし者しかそれを阻止できないんだ。セントラルには高塚さんが誘導してくれるだろう。」