扉?それは明らかに反対側からまばゆい光を受けた扉だった。「開けてみろって事?」和美はおそるおそるその扉のドアノブに手をかけた。ひやりとする感触は明らかにそれが金属である事が感じ取れた。扉の向こう側には何が待っているのか?引き返すべきか?しばらく躊躇をした和美だったが、思い切って扉を開けた。・・・ガチャ・・・重厚な音が響き渡ったその後、和美が目にした光景は・・・・「私の部屋だ!!」次の瞬間、和美は自分のライティングデスクに向かって座っている人の気配を感じた。誰?誰なの?思わず言葉に出したその時、振り返ったその人物の顔を見て和美は血の気が失せていくのを感じた。・・・・・・・・わ・わたし?「ごめんなさい驚かせてしまった様ね?」彼女の声はまぎれもない自分自身の声だった。「誰なの?」和美はそう言うのが精一杯であった。心臓が激しく動悸しているのが判った。「私は・・・・信じてもらえないと思うけど、あなたなの・・・」「あなたであると同時にすべての人でもあるの・・・・すべての人の意識のコアな部分・・・・・共通意識とでも言うようなもの・・・・わかりやすいようにあなたの姿を借りているの」彼女の声は落ち着いていた。そのせいか、和美もだんだんと冷静さを取り戻すことができた。「共通意識?コア?さっぱり判らないわ。きっと夢ねこれは・・・」「夢じゃない」ライティングデスクの彼女は立ち上がった。「お願いがあるの。重要なお願い・・・私を救ってほしいの!」