ふと女の子の後ろに目を見やると沢山の人達が何やら拾い集めている。小ちゃい子供やおじいちゃんやおばぁちゃん。

 何をしてるんだろうって見ていたら手のひらに小ちゃな小石やガラクタを抱えていた。

 そうか女の子が落とした大切なものを拾い集めているくれてるんだな。そういった何気ない細やかな優しさがホントの意味でこの子の宝物になるのかもしれない。

 あ、女の子のが笑った。

差し出された宝物より目に見えない宝物がこの子には見えているんだな。

 そういえば『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の『タング』が『けん』の好きなコーヒーを抱えて空になったコップを渡すシーンって涙が出たよね。

 小さな女の子の手のひらに砂浜で拾ってきた宝物が握られていた。最初は両手のひらに一杯握りしめていたんだろうな。嬉しくて早く見せたくて、だけど走っているうちに無くなりそうになって、ひょっとしたら、べそかきそうになって。だけど『見せたい』 そんな思いで走ってきたのだろうなぁ‥

 前歯が5本くらい抜けていた。

 初めてなのに何故か愛おしい。

 未だ会えてない孫の事が気になってるんだろうかな? 


 孫の話は後々お話をさせていただくとして、今日は砂浜で出会った女の子の話からさせていただこう。




 毎日と言っていいほど私達はキャンパス内の芝生に寝転び雑談を交わしていた。時に深刻な話へと展開する日も多々あったが特に将来的な話になると結論の出せない自分にいささか不安を憶えたことを今更ながら鮮明に覚えている。

 一人ひとりの問題を自分の事のように考え、それぞれの思いを惜しみなくさらけ出した。細やかにしろこういった他愛なく思えた話し合いで我々は社会人になって直面した際の問題解決能力を培ったと言っても過言ではない気がする。

 社会生活は時にとんでもなく重たい荷物を背負わせる怪物に変身するが真の友情はその怪物に打ち勝てるだけの精神力や思考能力をも与えてくれたのかもしれない。

 私と『加藤くん』は下宿に帰っても酒を飲みながら他愛ない話を続けていた。彼の部屋は哲学や心理学、仏教に関する書物に占領されていたので大体は私の部屋で飲む事が多かった。一つには私の部屋が女子寮に近いので何かのきっかけがあればお話ができるかもしれないという、いかにも青春時代真っ盛りの男子の淡い期待感があったのは事実であった。

しかし下宿屋という所はとりあえず家主さんの監視下にあった事もあり、我々は淡い期待感よりも自由な生活を望みアパート生活を始めるべく下宿生生活を卒業する運びとなった。今思えばそれが間違いだった。


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突っ走っていいかい?

って 誰に聞いているんだぃ?

自分の歩幅以上でも

いいに決まってるんじゃんか


翔んで落ちてもいいじゃん

這い上がればいいだろ

手を伸ばしなよ

ほらきっと誰かいるのさ


一人でいるのが怖いからきっと

僕は街中を歩き回ってんだ

誰かに逢うため

歩き回ってんだ


突っ走っているんだ









   オッポひろし近況報告の巻

現在、夏のライブへ向けボイストレーニングやギター練習らしきものを含め特訓中❕


曲は昔書いたものも掘り起こし作業

 先ほどアップした『あの頃』は以前ラジオにて歌わせて頂いたものをリメイク。現実とは程遠い内容かな?


次の小説も七割がた書き上がり最終段階。

何となく順調かな?

来月から奄美大島にて執筆活動に入る予定。奄美の自然をインスタで紹介しますね。


これからもよろしく〜

        by オッポひろし



もしも一人で生きていたなら

都会暮らしの寂しさに

見せかけだけの嘘ややさしさに

泣いてたかもしれないね

温もりの全てで包んでくれる

そんなあなたのために

してあげられることはないけど

ずっとそばにいたかった

同じ景色をこの窓越しに

あなたに抱かれて見ていた

帰りたい帰れない

帰れない帰りたい

あなたと共に歩いたあの頃



 

 








一生かけても友達になれないことは多いが

真の友達には一瞬でなれる


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  何をするでもなく私達はただ空を見ていた。『奄美の空ってもっと青いよね』突然『久美』が呟いた。彼女には遥か遠い南の空が見えているみたいだ。私には現実のどんよりとした空しか見えていなかった。しばらく『ふたりの空』には接点は見つからず沈黙の時が再び流れた。

『結婚しようか』『久美』が唐突に言った。しかも不思議なほど響きのある声でだ。

『大学を卒業したらさ、ふたりで奄美に帰ってさ、あの海岸、ほら『やぎ島』の見えるあの海岸に家立ててさ。バナナも植えようよ』『あの島バナナ、ひろし君好きでしょ❕』『そしてさニワトリとか犬とか、そうだよ、ひろし君の好きな亀も飼おうよ』

『加藤くんやえつしくんや浩二くんも呼ぶんだ』『えつしくんには海で魚を採ってもらおう、ひろしくんは料理当番ね』『子供も5人生むわ。男の子4人と女の子一人ね。女の子は一人がいい』

『そしてさみんなでせんこう花火しながらスイカ食べてさ、みんなで種の飛ばしっこもやろう。

 せんこう花火が消えて真っ暗になってさ、何も見えなくてさ、手を伸ばしても誰もいなくってさ』

泣いている…。 そして黙りこみ俺の手を握った。


奄美で何かあったんだな。そう思ったが

敢えて理由は聞かずにおいた。そのうち話してくれるだろう。


本当は『現実の俺はここに居るよ』と、告げたかった。

 君とデートの約束をした日の午後

時間がやけにスローだ。好きな仕事、前向きに戦いあえる仲間。嫌味だがプロを感じさせる上司。恵まれているはずなのに。

 終業5分前。1秒を刻む短針をまるで敵を睨むような目つきで追う。やれやれこんなに俺子供だったのか。

 終業のメロディを背中で聞きながら君との待ち合わせ場所に急ぐ。

 (中略)

 門限の厳しい君の家の前で君を見送る。

『君を見送るこの5分が嫌いだ』君に告げた。君は笑いながら皮肉っぽく僕に言う。

『あ〜ら。何人の人にそんな言葉いったんだろうね〜!』

 僕は真っ直ぐ君を見つめて言った。


『これが最後だ。君で最後だ』


おはよう

『浜辺にて with オムツを履いたトビウオ君』完成しました。

よろしく 

  


すねた君が貝になった

二人で見つけた白い貝殻よりも

小さく背中を丸めてる

ぼくは砂浜に寝転んだまま

君を見つめていた

 

 

 


何回も潮が満ち引きしたような気がする

どれくらい

時が過ぎたのかも

もう

忘れてしまったよ

 

 

 

オムツを履いたトビウオを見て



やっと


君が笑った

 

 

 


まだ そこに居たの ?

   
口をとがらせ君が言い

   
ぼくはそっとうなづいた





君の笑顔を見るためだったら


何年でも待てるさ



さぁ


風邪をひくから


もう 


帰ろうか





  ストーリー by オッポひろし

  イラスト  by mickey_well 3

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