産院等の授乳指導で”片方○分飲ませる”ように指導されるところもあるようですが、”国際認定ラクテーションコンサルタント”である、本郷寛子さんの著書”母乳と環境”によると、

”近年、母乳は飲み始めの前乳(ぜんにゅう)よりも後からでてくる後乳(こうにゅう)のほうに脂肪分が多く含まれており、その脂肪分が体重を増加させたり、便になって排泄されることで黄疸の軽減に貢献したりすることがわかってきました。ですから、しっかりと赤ちゃんが離すまで一方の乳房を飲ませてから、もう一方の乳房に変えるようにします。” (母乳と環境より一部抜粋)

とありました。

ここから私なりの推察ですが、子どもが吸う事によって、脳に”母乳を作れ”と指令が出て、それから作られる母乳には、体脂肪として蓄えられたものが全身の血管から血流に乗って母乳へと移行する。そのため、飲み始めの前乳より、後から出てくる後乳のほうに脂肪分が多く含まれているのではないか?

そして、体脂肪が流出し、母乳に移行することで、お母さんの体重が減るのではないか、と。

産後、母乳育児をすることによって、体重がぐんと減るお母さんと、そうでないお母さんがいらっしゃるということは前から見聞きしていたのですが、体重が減るお母さんの飲ませ方は、この”しっかりと赤ちゃんが離すまで一方の乳房を飲ませる”飲ませ方をされてるのではないか、と。

かくいう私は1人目の時には、片方5分ずつ、2クールとかやってましたが、それも数ヶ月だけ。
第2子、第3子・・・となると、もう適当^^;
子どもも自分で左右を飲みかえるようになってきたので、それに任せて飲ませたり・・・。

それでも、産後3~6ヶ月の間には、妊娠前の体重に。今回は妊娠前より15キロマイナスになっています。

もし、出産をきっかけに、元の体重に戻したい!というお母さんは、飲ませ方を変えてみると、効果があるかもしれませんね^^