新型インフルエンザの流行もあり、



予防接種についての是非、有効性等、



検索需要が上がっているようです。



国や医療機関からのみの情報だけでなく、



多方面での情報も照らし合わせて



判断基準とされることをお勧めします。



今回は


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予防接種へ行く前に(改訂版)


受けるこどもの側にたって


ワクチントーク・全国・「予防接種と子どもの健康」攻略本編集委員会


編集代表 毛利子来・母里啓子


定価1200円+税


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という本のご紹介です。





この本のあとがきに



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この本は、2004年9月に発行した「予防接種に行く前に」の改訂版です。

厚生労働省の親向けのパンフレット「予防接種と子どもの健康」が2006年3月に大幅に改正されたのを受けてのことです。

 そのパンフレットを見ると、まず、これまで揚げられていた厚生労働省の「監修」が消えていることに奇異な感じを覚えます。なにしろ、内容となっている「定期」の予防接種は法律にもとづく国家的行政です。である以上、厚生労働省に大本の責任があるはずです。なのに、「予防接種リサーチセンター」という財団に発行をまかせ監修すらしないのは、どういうわけでしょう。これではまるで責任逃れです。そう考えて、この本では、パンフレットの記述者を「予防接種リサーチセンター」とはせず、従前どおり「厚生労働省」と表記することにしておきました。・・・


    あとがき より一部抜粋(色が付いている部分に関しては、私が大事だと思う部分に付けています)

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とありますが、私も同感です。



また、同書には


インフルエンザの予防接種に関して


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P155より一部抜粋


接種費用は自己負担、副作用被害は救済されない?


(インフルエンザ予防接種ガイドラインより)

「【インフルエンザワクチンによる副反応】前回のインフルエンザ予防接種で二日以内に発熱、全身性発疹等のアレルギー反応を疑う症状を呈した既往があれば、接種を受ける側(被接種者)の健康状態及び体質を勘案して接種の可否を判断する。次いで、①接種を行う際には被接種者に対して十分に効果や副反応について説明し、被接種者が十分に理解した上での接種希望であることを確認した上で、注意をして接種を行う必要がある


(①部分に対しての、この本の見解)

①あくまでも接種を受ける人が希望しておこなう予防接種であることを忘れないでください。

任意接種ですから接種費用も自分持ちですし、副作用が起きた時も予防接種法上の救済ではありません(医療品機構法での扱いになります)。


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とあります。



予防接種に関して、被接種者(とその保護者)が知りたい情報が記載してあります。



予防接種を受ける前の、受ける、受けない、の判断材料になるかと思います。