ドッジ弾平 1989年~95年 コロコロコミック連載 全18巻
早いものでもう2023年、最初のブログ
そう2023年なのだ
この令和の2023年に89年の漫画、平成最初期の漫画に夢中になってしまっていた
かつてドッジ漫画とミニ四駆漫画で一時代を築いたコロコロの超巨匠こしたてつひろ大先生が令和にドッジ弾子という漫画を描かれ始めた
ドッジ弾平の正当続編だ、これがまたおもしろい、キャラがかわいいしアクション描写も衰えてないどころか今が全盛期
そしてセルフオマージュで昔のネタを掘り起こしてくる
ドッジ弾平を読んでいれば3倍面白く読めるのだがさすがに34年前の漫画を読むのは微妙に困難…
と思いきや公式はこのタイミングで全巻無料公開してくれたのだが感謝しかない…ありがとう小学館、ありがとうこした先生…
ドッジ弾平、昔アニメでちょろっと見たような気がする、という程度
ドッジボールアニメ、というのはタイトルからわかる
なんかボールに炎のマークがあってそこに五本指をあてがって投げるとすげーショットが投げれるみたいなのを覚えてる
のちに炎のマーク無しでも炎のシュート投げれるようになったとかなんとかかんとか
今一度漫画を読ませていただくと…、弾子を読んでたらニヤリとくる第1話
弾平は思ってたよりクソガキだった
どうやらこの世界ではドッジボールにプロリーグだかプロ選手がいるらしい
なのでドッジボールは人気スポーツ、闘球ってラグビーのことなんだけどまぁいい
コロコロだからか絵がすごい読みやすいしアクションというのか動きがわかりやすくておもしろい
ギャグと熱血がちょうどいいかんじ、コロコロらしくうんこちんちんも乱舞していく
敵キャラも魅力的で強くて強力なワザを繰り出してくる、これは真似したくなる
小学生の弾平がドッジ部に入部していろんな敵と試合していくのだがまぁ敵がデカくて笑える
お前ら小学生か?っていうのばっかり、弾平と珍念がチビだからか余計に
ドッジなのに流血シーンとか残酷な暴力描写も満載、そうこれは格闘球技なのだ
個人的には9巻までの地区大会の決勝の陸王編までがピークだったと思う
合間合間にギャグ回とか、他のスポーツとの異種格闘技戦みたいなのはあれ笑っていいものか
ボクシング回は絶対笑っていいやつ
あと母ちゃんがめっちゃ美人
最終版で全国大会で優勝して日本一になるんだけど、通して読んで思ったのは、大体が劣勢から切り抜けて逆転勝ちのパターンがほとんどだったな
敵キャラはいろんな技スキル使ってたのに、主人公の弾平はまさかの必殺技ナシだった
外伝で炎のシュート特訓してたのに本編では使わず
あれ?アニメとちがうやんけ!
ドッジは7人でやるスポーツ、仲間とのチームワークが大切なんだけど、最初から最後までレギュラーだったあのメガネは一度も本名呼ばれてないの笑う、大体が敵の強さを魅せる為のやられ役のメガネ、モブ以上メイン以下のレギュラー
一番好きな敵キャラは最後の決勝の熊丸かな、スーパーストロングスペシャルショットは語感が良すぎる…
全18巻、面白いところはスラスラ読めたけど、しんどかった部分もまぁ多々ある…
読んでて心配だったのは、とにかく動物がかわいそうな目に遭うのはやめてくれ…タマ公は安全なとこにいてくれ…と祈りながら読んでた
犬なのになぜか試合に駆り出されて闘ってるのはかわいそうだったけどちょっと笑っちゃった
あと坂巻の猫ちゃん、幻武小のみんなありがとう、なにやってんだ
最終回でまた新たなライバルが出現して、死んでたはずの父ちゃんと再会して終わり
父ちゃんの墓は、実は死んでなくて先に墓建ててから旅立ってたそうな
コロコロの漫画の法則としては主人公の親父は大体が行方不明がお決まりなんだそうな
そうだな、ポケモンのサトシの父ちゃんもそうだな
続編の弾子では冒頭から弾平の墓が出てきて、読者は誰も弾平が本当に死んでるとは思ってないだろう
もちろん大河も
弾子を楽しむためには弾平を完全履修しておくべきである
そしてリアルタイムで弾平を読んでた世代はもう40歳くらいのおじさんである
その弾子はおじさんの性癖にとても刺さっている
こした先生、御年57歳ながら今なお面白い漫画を描き続け、その画力はパワーアップし続ける
ドッジ弾平連載終了後直後くらいのタイミングで爆走兄弟レッツ&ゴーという超絶ミニ四駆ブームを起こすことになるがこれはまた別の話