龍が如く7 -光と闇の行方- 2020年1月16日発売 PS4 SEGA

 

プレイ時間 約57時間

購入したのは2020年の12月15日、クリアまでに4ヶ月半もかけてしまった

ナンバリング最新作の初見なのにこんなに遅れて購入してこんなにチンタラプレイしてやっとこさクリアした

まぁこれまでのシリーズよりも情熱というかプレイ意欲が薄かったと言えばそうなんだろう

 

とはいえ57時間もかけてたっぷり遊ばせてもらったのでボリュームは大満足である

 

前作ナンバリングの龍が如く6のシナリオがひどすぎたというのと、前作から大きく変わったのがアクションゲームじゃなくなったということでもうシリーズファンも離れる離れる

発売日に買わずに中古で3500円くらいで購入した

 

主人公交代したのは別にいい、桐生ちゃんもトシだしあんな終わり方だったんで

新主人公に関しては文句なしの世代交代だったと思う、初見時は変なモジャモジャおじさんだなと思ったがこのゲームをクリアするとこの春日一番を嫌う奴はまぁそういないだろう

声優も、元錦山の中谷さんで、最古参の声優で良かった、一番に合ってるし変に芸能人使われるくらいなら中谷さんが良い

クロヒョウシリーズで主人公の声が続編で変わるみたいな最悪な事がなくて良かった、芸能人声優はダメ

 

芸能人も龍が如く6みたいにバカみたいに大物芸能人を多様してなくてよかった

ミキプルーンと堤真一と安村なんとかの3人くらいで、あと他にもいたかもしれないけどこのくらいでちょうどいい

6はやりすぎた

 

 

この一番という主人公、2018年に初公開されてからゲームになるまでにえらい時間がかかった

神室町のソープランドで産み落とされて親もわからずソープの連中に育ててもらったとか

変わった境遇にしたかったのか、なんかもう童貞が考えるような安易なシナリオすぎる…

 

しかし最序盤である2001年の神室町の若手時代をプレイするとその一番の魅力はしっかりと理解できた

 

そこからアニキ分の堤真一の代わりに殺人罪をかぶって出頭して18年刑務所に

思ったけど人1人、相手はヤクザを殺して18年は長すぎじゃなかろうか途中でトラブル起こしてとしてもだ

 

ミキプルーンのおっさんに心酔するエピソードもわかる、本当のオヤジと慕うのもわかる

出所して会いに行ったら敵対する近江連合の手先になってていざ会ったら銃で打たれていきなり横浜にという怒涛の展開

 

シナリオの方も悪くはなかった

悪くはなかったのだが随所に散らばってるドラクエ要素は勘弁してほしかった

おっさんらが集まって勇者だの薬草を買う金すらないとか魔王とか世界を救うとかのセリフを、おっさんらが

 

結構シリアスなシーンの直後でもドラクエっぽい8bitの効果音で仲間になったとか興ざめした

 

ドラクエリスペクトのパロディはわかる、ぱふぱふのオマージュでニギニギ娘とか

宝箱にミミックとか1回しか出なかったけども

 

ハローワークでジョブチェンジとかうすらさむい

しかもこのバトルシステムはアホすぎるし、ジョブもコンプするのにゲームクリアしても届かないほど

魅力も何もないジョブ…何の為にあったんだか

 

一番は78年生まれで01年に刑務所行ったからまぁドラクエ1~7は知ってるのかな

 

 

横浜に着いてからホームレスになって生活するのに職安行ったりとかゴミ拾いしたりとかさもしかった

しかしこの横浜のMAPがえらくデカくてこれは驚いた

神室町の3倍近くはあった、しかも神室町も完全継承してるしこれは練り歩くだけでも楽しい

 

楽しいのだが、やはりこのゲームのやる気を削ぐのがバトルシステムである…

体験版をプレイしてたがやはり最悪である、何の魅力もない面倒なだけのコマンドバトル

 

従来のアクションを捨ててなぜコマンドにしたのか

こちらが行動しなければ相手も待ってくれてとても親切である

 

このゲームは仲間の絆とかを売りにしてて、要するにバトルは団体戦なのである

なので複数人バトルならコマンドがいいとか多分そんなので決められたのかもしれない

別に団体戦アクションでもええやん

 

こっちが行動したら謎の動きをしたり壁にダッシュしたりとかオブジェを遠回りしたりとか、とにかく不具合が多い

そういう不具合にぶち当たるとシーンカットして無理やり行動にする

 

そして敵の数はやたら多いので時間もかかる、範囲攻撃なんかもうまく巻き込めないので序盤はもうオートにして放置が吉

 

難易度バランスなんかも褒められたモンじゃなくとにかくひどい

難易度設定がない為にもうめちゃくちゃ、強い敵がいればレベル上げすればいいけどレベル上げが面倒

やたら多いエンカウントでやる気がなくなる

 

終盤ではエンカウントナシの道具が手に入って快適になる、簡単にレベル上げできる施設も開放されて、クリアできないんならここで修行しろよと言わんばかりの雑っぷり

これは最初から最後まで雑だった

 

団体戦なので、相手が一人でもこっちは複数人でボコる為にタイマンとか熱い展開はラスボスまでなかった

しかも道具を使うんで卑怯すぎる、メインの武器がバットな為に野球小僧も激怒

 

そしてシナリオに戻るが、序盤はみすぼらしいおっさんらの旅にオンナが加わることになる

とあるソープの店長が殺されてみんなで復讐しようという結構重い展開だったが、オンナが味方側につくのはいいがオンナもバトルに参加するのはやっぱり違和感

 

このヤクザの世界は完全に男の世界であってオンナが危険な喧嘩に巻き込まれるのはいちいち違和感

 

もう一度言うがシナリオ自体は悪くなかった、オンナの境遇を考えれば協力者になるのはわかるがそれでもお前安全なとこでじっとしてろよという

 

 

ゲームを進めていくと登場人物が増えに増えてちょっと混乱するけど展開だけは面白い

 

横浜を牛耳る3大組織が実は裏で仲良しの偽札作りグループだとか

偽札作りとか最悪な大罪なのに誰もあんまり突っ込まなかったのも違和感、まぁヤクザの世界なので今更だが

 

こっち側に銃をつきつけまくってた危険な奴らと仲間になるとかも考えられない、そういう展開だったけども

初対面時が怖すぎたからだろうか

 

あのソンヒとか、趙さんも怖すぎた、カシラの頭に銃突きつけてチャラい言動は初見ではちょっとしたトラウマ

目的が一致して協力するけどそれでもやっぱ危険すぎるよ

 

 

仲間になって怖ぇと思ったけどその不安を払拭したのが絆ドラマ

全員分消化したけどあれはよかった、野々宮のおっさん殺した馬渕を許した趙さんマジイケメン

ハンジュンギも昔の同胞の為にいろいろ頑張ってたんだな

 

サっちゃんも難波も大塚明夫さんの絆ドラマもよかった

 

あとえりちゃんも、えりちゃんは隠しキャラという訳じゃないだろうけど本編には絡まない

あの一番ホールディングスもそこそこ楽しめた

 

このえりちゃんとサッちゃんは最後までスタメンだった、ディーラーにしてダーツエアライドはもう1000回くらい使った

何度も言うがこのゲームは戦闘バランスが最悪、バランス崩壊のダーツエアライドに最後まで頼った

 

 

ゲームを進めていくと、序盤に登場してたミキプルーンの息子である若が黒幕というのがわかった

そして警視総監の堀ノ内

 

このゲームでは敵の黒幕が政治家だったり警察だったりというのはもうお約束

そういうのやりすぎてもうこれ以上でかい黒幕は用意できないのか

警視総監もクズなら龍が如く4の時の副総監もクズだったし、安易なシナリオすぎる

 

 

終盤で、堂島大吾とか真島の兄さんやら冴島のアニキとかが堂々と登場

龍が如く6で不評だったのは古参人気キャラの扱いが悪かったが今回は出番そこそこあった

 

どうやら東城会と近江連合を同時に解散されようという企画らしい、その企画にミキプルーンものってた

もうヤクザがイバれる時代ではなくなってきてるししょうがないのだろう

そして跳ねっ返りの連中をボコスカ返り討ちにする展開(ここでもサッちゃんが前線にいる違和感)

 

そこで登場するのが桐生一馬、BGMはレシーブユー

ここでファンならウオォォォとなるけれどもこれは発売前に動画で公開されていた…

たしか体験版配信後に公開されていたはず

 

おそらく、体験版の評価が最悪で売上がヤバいと思ったセガが早まって、桐生登場動画を公式でネタバレ公開してしまったんではないだろうかと疑っている

6のあの終わり方だと桐生は出ないんじゃないかという声もあったが

そこで責任者が『(桐生は)誰が出ないって言いました?』という謎の逆ギレ

 

これはまぁひどい

 

桐生を出さないと売上がヤバいとでも思ってたんだろうか

 

一応この世界の世間上と戸籍上では桐生一馬は死んでる事になってるが周りには盛大にバレているようである

秋山さんも信じてなかったしもうモロバレである

 

そのあと、貴重なアドバイスしてくれるだけのおじさんになってた

 

伊達さんも登場して一応古参キャラは出たけど秋山さんは不在だった

本当に世代交代できてないなぁこのゲームは

 

んで敵対の東京近江連合の天童とラスボスの若を倒して一件落着

 

あのラストだけタイマンやられても全然熱くなれんかった

 

あの終わり方も微妙すぎた

 

若が刑事の銃奪って人質にして逃げたのはわかるがその後緊急配備もされずに血まみれ状態でよくコインロッカーまで行けたな

コインロッカーで盛大に銃をぶっぱなしてるのに一向に来ない警察

そして若に説得したけどトドメを刺したのが久米てお前…油断してたにしても程があるし久米のその後は語られてないし雑すぎる

 

ドン底からやり直そうって言っても無理だよ、若あんだけ悪さしてたら死刑だよ

堤真一も終身刑だってさ、日本では終身刑という言葉はないのでフィクションで、まぁ無期の事かな

 

 

コインロッカーと言えば、実はソープで生まれた春日もコインロッカーにいて、若はデパートで生まれて低体温症に

そんな日にちょうど同時にガキをコインロッカーに預けて取り違えとかそんなミラクルあるわけねえだろという

 

戸籍上はミキプルーンの息子が若で、ソープの店長の息子が一番

でも実は逆だった説、真意は不明だが童貞が考えそうな安易なシナリオ

 

エンディング時に嬉しかったのは、一番にはオヤジが2人いるって発言

このゲームをやってたらわかるけど、あまり出番もなかったけど、あのソープの店長の春日次郎がめっちゃいい人だったこと

 

春日次郎、引き取ってちゃんと一番に戸籍も与えて育てた

一番もソープで生まれた~なんて境遇だけどまともな生活送れてたと思う、生まれながらにして天涯孤独とかじゃないし施設育ちでもないしホームレスでもなかった

一番が元気に育ったのは全て次郎さんのおかげ

 

生みの親より育ての親であり、一番にとっては春日次郎が本当の親だと思う

高級ソープの店長なんだから収入もそこそこあっただろうし、ドラクエできるほどには裕福だったんだろう

 

一番が中学時代に亡くなったけど立派な親父さんだったと思う

DNA鑑定なんてヤボだぜナンちゃん

 

ミキプルーンと次郎さんとでオヤジは2人いるっていう言葉を聞けただけでこのゲームやっててよかったなと思った

 

若がラスボスなのは妥当だけど、成人まで車イス生活でその後はデスクワークマンだから弱いのはしょうがない

実質天童がラスボスだった

 

これで黒幕は倒して、東城会も近江連合もきれいサッパリなくなった

終わり方としてはきれいに終わったけどこれ8作れなくなるんじゃないかな

 

残ったヤクザは警備会社立ち上げて警備員になるとか

東城会3万人いた構成員が全員警備員になるのか?近江連合と合わせたら10万人近くになるぞ

そんなに警備必要か?

 

シナリオはまぁ6ほど悪くなかった程度、発売日に定価8000円オーバーで買うほどでもなかったが中古3500円でちょうどよかった

 

ミニゲームとかサブストーリーとかボリュームもちょうどよかった

と言ってもまだコンプしてないのでそのうち気が向いたらやろう、亜門いるのかな

あの人間性をあげるのがめちゃくちゃ面倒やねん

 

このゲーム1本に、神室町と蒼天堀と横浜の街が詰め込まれてて、何も目的なくても歩きまわるだけでも結構楽しめたりする

もちろんエンカウントナシで

 

マップだけは文句なしの出来だった、でかくて広くて、中に入れる施設もそこそこあって良かった

マップ作るだけの技術はあるんだから他がんばってほしかった

 

これで龍が如くシリーズは完結してもいいかなと思ったがどうだろう

SEGAが今いろいろヤバい状況にあるし、あのゴボウの総監督はチーズ牛丼事件で平社員になってるし

 

さて、ここまで語っておいてなんかシナリオの感想なんだかバトルの不評なんだかいろいろ順序がめちゃくちゃになってしまってる

登場人物1人1人へのコメントもちょっと人物多すぎてまとめきれない

そしてなにより4ヶ月半もかけてちくちくプレイしてて忘れてしまってる事も多い

 

龍が如く0とかキムタクとかメインシナリオが面白ければ一気にプレイするんだけれども

そのキムタクが謎のカウントダウンしてておそらく続編発表じゃないかなと思ってるのでこれが楽しみ

キムタク2やりてえ