今回紹介する小説は乙一さんの短編集「ZOO 1」に収録されている「陽だまりの詩」という短編小説です。
本当は別の乙一さんの短編集で読んでみたいものがあったのですが、残念ながら近くの本屋に売ってなかったので、代わりにこの「ZOO 1」という短編集を買うことにしました。
この「ZOO」に収録されている短編小説の中に、僕が今までに一回だけ読んだことのあった物語が一つありました。それが今回紹介する「陽だまりの詩」です。確か、去年ぐらいに受けた模試で読んだものだったと思います。その模試で一回読んだだけですが、今でも覚えているくらい面白かったので、今回偶然にも再びこの短編小説に出会えることができてすごく幸せです(笑)
あらすじ
舞台はある病原体が原因で人間がいなくなってしまった世界。主人公の「私」はとある男に造られたロボットである。「私」を造った男ももうすぐ死んでしまうといい、「私」は男が死ぬまでの世話役と男が死んだ後の埋葬するために造られた。
最初はロボットとしての仕事をこなす私だったが、徐々に変化が訪れる。
感想
ZOOは僕の中で初めての乙一さんの小説です。
ZOOの中にある短編はほとんどがグロいものでした。
ただこの陽だまりの詩だけは、優しいとか温かいというような感想がぴったりの小説です。
(このように温かい乙一作品を白乙一、グロテスクな作品や暗い作品を黒乙一と呼ぶそうです)
主人公の視点に立って読んでみても、男の視点に立って読んでみても面白いと思える作品です。
すごくいい作品だと改めて感じました。
良かったら読んでみてください!
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