「Pink on the white」に幸せを感じ・・・

「Red and yellow」に喜びを感じる・・・小松デゴザイマス。

「イタイ女」は走り続けます仕事がある限り。

さて「誰かこのよく動く口をミシンで縫い付けてはもらえないだろーか？」

・・・で、定評のある「イタイ女」でございますが。

「力説」する事６時間。

いささか本日はお疲れモードと相成ってしまった訳でゴザイマス。

17：00～19：00　放心状態。

今日のテーマは「胸ぐせ処理」

しかも「バスト109cm」と、なかなかの強敵でゴザイマシタ。

スタイルの良い人は、基本的に何を着ても恰好が良いモノです。

しかぁ～しっ！！

そうでないかたも、必ずカッコ良く見える（見せる）コツがあるはずです。

・・・が、それがなかなか難しい～。

ただただ大きくすれば良いと言うモノではない。

スッキリ見せるためには？？？

本日その「案件」をお持ちになって来られたのは洋裁教室の先生なのです。

（うちの生徒さん）

「売っているお洋服で自分の体にあうモノが、なかなか見つからい」

・・・そうおっしゃって洋裁教室の門をたたく。

そんなお話をよく伺うようになりました。

「イタイ女」は正義の味方！？🦸‍♂

えぇ、えぇ・・・頑張らせていただきますよー！！

お洋服はスタイルの良い人だけのモノではありませんからー！

かく言うワタシも「152cmのちんちくりん」デスカラ。

売っているお洋服然り・・・市販されているパターン然り・・・

既製品がピタリと合う人なんて、そうそういません。

既製品をそのまま利用出来ている人は。

「これぐらなら大丈夫です」

「この程度ならゆるせます」

・・・と、言う範疇で利用されているんだと思います。

「私は○○が○○だから市販のパターンで作っても合わないんですよね」

お教室をやっていて、そんな言葉をよく聞くよーになりました。

「そんなのあたりまえですよ。あなたの体に合わせて作ったパターンじゃないですから」

・・・ゆーてます。

かくゆうワタシも「手足の短い152cmのちんちくりん」デスカラ。

（152cmのちんちくりんに形容詞が付いた）

「洋服はスタイルの良い人だけのモノではない」

イタイ女に突き付けられた大きな課題となりました・・・とさ。

おわり。

＊＊＊　　＊＊＊　　＊＊＊　　＊＊＊

一枚でも十分、用途は足せるのに・・・

なぜ？　わざわざ二枚にする？？？

なぜならカッコ良くなるからぁ～～～！！

「カッコ良く」なる為には苦労が、ともな・・・う。

さて今日は。

「だって、そーなっちゃうの！」・・・な、理由をば、ちとお話。

説明図・１

左（説明図・１）は皆さん、ご存じ！！　二枚袖のパターン。

こんな感じですよね！

・・・で、右（説明図・１）がコイツを組み立てた時の様子。

縫い目は、クルッ！と裏側へ回り込む。（デザインにもよりますが）

まぁ、そんな感じですよね。

そして、たいがい（絶対とは言えない）

外袖の「前に伸ばし」が入り「後ろにイセ」が入る・・・かな！？

ちと、そのメカニズムをば。

そうそう、組み立てるとこんな感じよね。

・・・と、同時に「製図」も、こんな感じからスタァ～トォ～。

「説明図・１右」のような状態。

さて、ココからどんな風に「外袖」「内袖」に分けるかと、ゆーと。

「内袖」は単純明快！！　ズバリ！「内袖部分」を抜き取ればヨイ。

・・・で、「外袖」はと、ゆーと。

「返り線から裏へ回り込んだ分」を、返り線に付け足さねばならないーっ！

説明図・２

製図では「返り線から内袖上がり線まで」と、同じ距離の線を

「返り線の反対側（外）」に書き、袖付け線をクルッ！と反転させて着地～。

今回、後は合印（E.L）までは平行で、合印から下は、あき止まりとつなげる。

（説明図・2 左）

まっ！そんな感じで「二枚袖」は、製図しておりますが。

・・・でっ！・・・なぜ？？

外袖の「前に伸ばし」が入り「後ろにイセ」が入るのか！？・・・かっ？？

その理由を知りたければ、返り線からクルッ！と裏へ回り込んだ部分を・・・

これまた、クルッ！と元に戻せば謎は解けるぅ～！

クルッ！と回り込む部分をカット。

・・・そして、またまた小さく横段にカット～。　（説明図・２右）

またまたそして・・・クルッ！と、めくるぅ～。

リアルにお見せしまショー！！・・・こんな感じデス！

この、めくった紙の端が「外袖の上がり線」（接ぎ合わせる線）となります。

この時！！！

前接ぎになる線上で・・・

「重なる所が出来る」→「距離が短くなる」→「伸ばし分」

後接ぎになる線上で・・・

「すき間が出来る」→「距離が長くなる」→「イセ分」

ご参考までに。

今回の実験（？）の結果でゴザイマス！！

この「伸ばし分量」「イセ分量」の要になるのは、や・は・り！！

「返り線（案内線）の傾斜」

「返り線（案内線）のカーブの強さ」だと思います。

「目指す袖のスタイル」「切り替え（接ぎ）位置」

「使用する生地で処理しきれる分量（伸ばし、イセ）」

そして・・・「返り線（案内線）の形状」

こんな風に、関係性が見えて来ると・・・

「二枚袖」は、ムズカシィ～ッ！！！・・・けどっ！楽しーーかもっ！？

＊ジャケットにチャレンジ！！・・・な、かた。　ご参考まで～。

今日も一日、おつかれサマンサァ～

外袖の「伸ばし」と「いせ」