(画像は転載です。)
母親の望まない妊娠で望まれずに生まれてきたと感じているケヴィン。悪魔のような息子に恐怖と罪悪感を感じているエヴァ。
息子は母親を陥れ、絶望させ、全てを奪うことで初めて自分だけに注がれる愛を確かめ、享受する。母親は息子を恐怖し憎みながらも、唯一、自らの愛を注げる対象として残された息子を受け入れる。
社会的、道徳的な角度から観るととんでもない内容なのですが、美しく成長した少年の狂気が増してゆく程、残酷であればある程に、かえって純粋さが際立つその皮肉さがなんともよくできているのです。
妹(たぶん、こちらは望まれて生まれてきた)の片目を故意に失明させたあと、彼が口に入れたライチの実を「ぶしゅっ」と潰すシーンが、ひときわ気に入りました。
狙われてますよ。



