崎嶋(以下、崎):「昨日もまた、NEWS23では『シリーズ・食が危ない』をやっていましたが、今度はわりとまともな内容でしたね。また、『アレルギーの原因が増えたのは化学物質のせい』なんて言い出すんじゃないかと半ば期待(?)してたんですが。・・・・と、いうわけで、一日遅れとはなりましたが、今回再びマトリックスについて語ろうと思います。題して、『マトリックスは動かない!』」
青田(以下、青):「いや、わざわざ“題して”とか言わなくてもちゃんとタイトルは表示されてるから」
崎:「それなら、サブタイトルをつけましょう。『マトリックスは動かない!・・・それは、あたかも青ピロリんの脳みそのごとく・・・』」
青:「いらねぇよ!そんなもん(\ /♯)」
羽生(以下、羽):「そうね、そんな役に立たない脳みそ少しもは要らない」
青:「そうじゃなくて、俺が言いたいのはそんなサブタイトルなんて要ら・・」
崎:「はい、先に進みましょう。ここでおさらいですが、映画『マトリックス』では、太陽の光がささなくなって太陽電池が使えなくなったので、人間の発する微弱電流を集めてマシン達のエネルギー源にしているという設定でした。と、なるとここで一つの疑問が出てきます。では、マシン達のエネルギー源とされている人間達のエネルギー源はなんなのか?」
青:「人間のエネルギー源って・・そりゃ食べ物だろ」
崎:「その食べ物はどこから手に入れるんです?」
青:「そんなのそこらへんで・・・」
羽:「そこらへんってどこらへんなの?いい加減ね」
青:「マシンが人間のために牧場とか畑とか用意してるんだろうよ」
崎:「ちっち、分かってませんねぇ。良いですか、太陽の光がささなくなって太陽電池が使えなくなったから人間をエネルギー源に・・・という設定なんですよ?」
青:「それが・・・どうした?」
羽:「太陽の光がないのに、どうやって植物を育てるの?」
青:「Σ(・ ・;)あっ・・・・でも、動物の方はなんとかなるだろ」
羽:「その動物の餌にする植物は?」
青:「・・・・えーと、ほら、太陽の光がなくても、電気の明かりとかでなんとかなるだろ。未来なんだし」
羽:「その電気をつけるためのエネルギーは?」
青:「それは人間から・・・」
崎:「良いですか、青ぴろり君。人間が摂取したエネルギーのうち、電流に変えられるのはごく一部なんですよ?」
羽:「つまり・・・人間に与えないといけないエネルギー>人間がつくりだす電気エネルギー」
崎:「で、さらにその電気エネルギーを植物を育てるための電灯にまで送る間に、導線の電気抵抗でエネルギーがどんどん減っていきます。さらに、これを電灯で光エネルギーに変える時、100%の効率でやるのは無理です。電灯って、触るとちょっと温かいでしょ?ひよこ電球だと熱いくらいですが・・・あれは、電気エネルギーの一部が光エネルギーではなくて熱エネルギーに変わっているからなんです」
羽:「未来だから常温超伝導が実現されていて、なおかつ電気エネルギーから光エネルギーへの変換効率が100%としても・・・人間がつくりだす電気エネルギー≧植物を育てるための光エネルギー」
崎:「で、植物は光合成で光エネルギーを利用して、人間のような動物が利用できるエネルギー源であるデンプンをつくるんですが、ここでも、植物は光エネルギーを全部利用できるわけじゃありませんから、植物を育てるための光エネルギー>植物がつくりだす養分のエネルギー・・・となります。で、この植物がつくりだした養分を人間に与えるとなると・・・どうなるか、もう分かりますよね?」
青:「えーと・・・」
羽:「遅い!」
崎:「待ってると日が暮れるので、言っちゃいましょう」
羽:「もう、日は暮れてるけど?」
崎:「・・・えー、今までのをまとめると、
人間に与えるエネルギー>人間がつくりだす電気エネルギー≧植物を育てるための光エネルギー>植物がつくりだす養分のエネルギー=人間に与えるエネルギー
・・・・と、こうなっちゃいます。これって、どう考えてもおかしいでしょ?」
羽:「マトリョーシカを次々に開けていったら一番最後に出てきた一番小さいマトリョーシカが最初の一番大きいマトリョーシカと同じ大きさでした、みたいな」
崎:「第一、人間がつくりだす電気エネルギーを植物を育てるためだけに使っちゃったら他のマシン達は全部、電気の供給が受けられないから止まっちゃいますよ。人間に仮想現実の世界を見させているマトリックスのコンピューターも動きません」
青:「・・・じゃあ、植物になんか頼らずに人間にやる養分は化学合成したんだよ!未来なんだから」
崎:「それでもやっぱりダメですね。エネルギー保存則というのものがありますから、人間のエネルギー源となるものを合成するには、そのエネルギー以上のエネルギーが必要です。500キロカロリーの食べ物を作るには、どっかから500キロカロリー以上のエネルギーをもってこないといけないんですよ」
羽:「つまり・・・人間に与える養分を合成するのに必要なエネルギー≧人間に与えるエネルギー>人間がつくりだす電気エネルギー・・・・ってこと」
崎:「その一番大きい、人間に与える養分を合成するのに必要なエネルギーはどこからもってくるんですか?」
青:「うう・・・(- -lll;)」
羽:「現実世界では、植物が太陽の光からそのエネルギーをもってきてるんだけどね」
崎:「ここで電気エネルギーをつかって合成・・なんて言わないでくださいよ。また最大マトリョーシカが最小マトリョーシカ状態になっちゃいますから」
青:「おっ、お前らはもうちょっと素直に映画を楽しむことができないのか?!」
崎:「分かってませんねぇ。これが蛇道流の楽しみ方なんですよ♪」