オペラ座を愛する男たち(城田優、日野真一郎、大山真志)によるトークショーレポ #ファントム | ミュージカル「ファントム」のブログ

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ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」ミュージカルの情報をお届けします♪

オペラ座を愛する男たちは

スタミナも愛していた!?


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922()の夜公演終了後は、ファントム(エリック)役の城田優さん、フィリップ・シャンドン伯爵役の日野真一郎さん[LE VELVETS]、オペラ座の舞台監督ジャン・クロード役の大山真志さんを迎えて、オペラ座を愛する男たちによるアフタートークショーが開催されました。


『ファントム』が初共演となる3人。まずは、最初の印象を聞きました。



大山 「城田さんは、テレビで見たことある人だ!という感じだったので()、もしかしたら怖い人なのかなぁなんて思ってましたけど、初めからとてもフランクで嬉しかったですね。稽古中もエリック以外の人の曲をいつも歌っている印象です。作品の中では直接絡むシーンはないのですが、舞台袖ではいつも僕のことを“ジャン・クロード”と呼んでくれます。誰よりも多く役名を呼んでくれているかも()。日野さんも最初からフランクで、ピタッとしたキラキラがついたTシャツ着てるなぁ~というイメージ()。それで多分仲良く出来るなぁと思いました」



日野 「僕は2人より年上ですが、ミュージカルでは後輩なので、初めはとても緊張していましたね。僕も優くんはとっつきにくいのかなと思っていたのですが、初めからめちゃめちゃフレンドリーで、いろいろ面倒見てもらいました」



大山 「フレンドリーだけどとてもストイック。毎日劇場入りすると筋トレを30分くらいして、汗だくだくになってからシャワーを浴びて本番にのぞんでいる彼を見て、見習わなくちゃなと思っています」


公演も折り返し地点を過ぎた今の段階で、それぞれの役へのアプローチについて変化は出てきているのでしょうか?

 

日野 「フィリップはお金持ちのお坊ちゃんというイメージですけど、敵役ですよね。エリックともたちまわりがありますし。エリックとクリスティーヌの関係が際立つように見せられればと思っています」



大山 「ジャン・クロードは38歳くらいの設定。僕は25歳なので、かなり実年齢より上の役です。ヒゲをつけたりして見た目もそうですが、声の出し方などで工夫しています」


実はここまで、城田さんはほとんど声を出していませんでした。2回公演の後で喉を休めなきゃというサインを冒頭に出していたのです。「えー!トークショーなのにまさかこのまましゃべってくれないの?」と客席が少しヤキモキしたところで、「あ、しゃべれる!」とおどけて声を出す城田さん。「あと10曲くらいなら歌えます!」といつものテンションでしっかり客席を和ませてくれます。そんな城田さんにもエリック役へのアプローチについて聞いてみると。


城田 「ステージでは毎回違うものが生まれています。エリックとしてのテンションは変えずに、1回1回の積み重ねを大切にしています。ちなみに、今日はこれまでで一番汗をかきました。すごかったですよ」


大山 「肉、食べたからですかね()


城田 「実は今日、昼公演と夜公演の間に、ジャン・クロードが見つけたお店にこの3人でステーキを食べに行ったんですよ! ニンニクのせいなのか、肉のせいなのかはわからないですが、とにかく汗がすごかった()


日野 「汗と臭いがね()


城田 「(吉田)栄作さんに、優くんクチャイね~って言われました()



えーーーっ、ファントムのイメージが! 伯爵さまのイメージが! オペラ座のイメージが!!() でも、こうして12回公演の日もあるハードな日程を乗り切っているのですね。これもきっとオペラ座愛!!


つづいてオペラ座を愛する男たちに、それぞれの役にとってのオペラ座とは?を伺いました。


日野 「シャンドン伯爵にとってオペラ座は、“娯楽”なのかな。パトロンでもあるし、とにかく本気で遊べる、楽しめる場所かもしれませんね」


大山 「ジャン・クロードにとっては、安心できる場所がオペラ座。もしかしたら彼は役者を目指してたのかもなんて思っていて、だから夢を叶えようとするクリスティーヌのような子をきっと応援したくなるんですよね。芝居(舞台)に触れていられるという安心感みたいなものがあって今は舞台監督をしているんじゃないかと思っています」


城田 「オペラ座は、エリックにとっては住処以上のなにものでもなく、そこにはいつも音楽がある。だからセリフにもありますけど、オペラ座は自分のもの、“僕のオペラ座”ということになるんですよね」



エリックの住処としてのオペラ座には謎も多いですが、実はセリフや解説には出てこない、細かい設定があるそうです。「エリックの食事はどうしてるの?」、「あの森はどうなってるの?」など、この日トークショーに参加されたお客様にだけ、一部披露されました。

裏話はもっともっと聞いてみたくなりますが、本日のトークショーはここまで。


城田 「客席からいただくエネルギーが、たぶん皆さんが想像している以上に僕たちの糧になっています。ぜひ何度でも劇場に足を運びください」

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最後に城田さんからこんなメッセージがあると、エネルギーよ届け! とばかりに客席からは大きな拍手がおくられました。



「オペラ座を愛する男たち」によるトークショーは、大阪公演でも予定されています。


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栗原晶子)