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不羈独立

te amo in aeternum i non dimittet vos

ずっと探していました


ずっと昔から
探していました


子供の頃よりも
ずっと昔から、探していました


朝も、夜も、夕方も
夏も、冬も、雨の日も


ずっとずっと
探していました


山に登り
海に潜り


ずっと探していたのです


お腹が空いても
喉が渇いても
どんなに眠たい時でも


気がつけば
探し始めていました


屋根裏も、落ち葉の下も
あの子のスカートの中も


目に付くところは
くまなく探したのです


花が咲き、花が散り
風が冷たくなっても


ずっと探していました


探して


探して


ある日
ふと空を見上げて


やっと見つけました


わたしの探しものなど
決して見つけられないものだということを




乾いた風が吹きました


鼻の奥が、
少し「つん」とするような


優しく乾いた風でした




それでも


諦めの悪いわたしは
昨日のことを忘れたふりをして


また明日から
探し始めることでしょう


明日も明後日もその先もずっと



決して見つけることのできない
それを求めて