風のようにあちらかと思ったら 今度はこちら 激しくなったり 止まったり 広い場所でも 小さな隙間でも そよそよ びゅーびゅー 自由に 気ままに こころのままに 誰にでも毎日感じられて それでいて 決して目には見えなくて どこから来たのか どこへ行くのか それは誰にも分らず 木の葉を揺らし 水面を波立たせ やがて 色も匂いも残さず 凪の場所 静かに眠る