白は好みではありません
わたしには、眩しすぎるのです
まるで、すべてを見透かされそうな気がして
どうにも気後れしてしまいます
黒も得意ではありません
ええ
確かに気取ってはいます
白がダメなら、黒側にいる体でいようとね
でも、真黒な闇の中で
平然と生きていけるほど
強いわけでも賢しいわけでもないのです
それでも、
傘は持ち歩きませんし
コーヒーにミルクは入れません
呆れてしまいますでしょ?
あまりにも卑小なこだわり
愚かさを自覚していようとも
愚行がやめられないのです
もちろん
毎日考えておりますよ
いっそ、開き直ってしまえばどうか?ってね
ただ、わたしは小心なものですから
どうしても
中途半端に自分を客観視してしまうのです
はい
世間一般的には「自意識過剰」と申しますね
でも、良いのですよ
誰が見ていようが
あるいは、誰も見ていなかろうが
わたしは、わたしのすべてを抱えて
歩いてゆくしかないのですから
おや?
言ってることが矛盾していますか?
それはそれは、
大変失礼致しました
ただね
それはもう、しょうがないことなのですよ
わたしも、あなたも
もっと言えば、この世界全てが
大いなる矛盾のみで組み上げられているのですから
はい
ただの屁理屈ですね
つまりは、
そういうことなのでございます