コーヒーはブラックで
砂糖もミルクもいらない
そのままの
純粋なブラックで
香りも苦味も
まっすぐに受け入れて
闇は漆黒で
光も暖かみもいらない
そのままの
硬質な漆黒で
傷も痛みも愚劣さも
全てを受け入れて
新月の夜
海の見える丘
陸も海も空も
すべての境界が
曖昧になるとき
見えないどん底に向かって
ありったけを叫び続ける
東の空が白んだら
いつもの毛布にくるまって
また
次の夜を待つ