初めて手に取ってくれた時は
まるで魂が欲するかのように
あんなに熱く求めてくれたね
ほんのり頬を上気させ
愛おしそうに僕を見つめた後
やがて
その妖艶な唇と舌先が
甘く甘く
僕を蕩けさせる
そうして
とろっとろに蕩けきり
僕の残骸が
ただの液体に戻ったとたん
熱が冷めたかのように
ティッシュで拭き取られ
なんのためらいもなく
くずかごへ
気の多いあなたは
明日もきっと
別の味を求めて
その妖しい視線で
僕らを物色するのだろう
そしてまた
僕らは為す術もなく
ただ
その白い指先に
翻弄されるだけ