君がどこに住んでいるのかわからないけど
きっと、雲の上のどこかで
いつも僕を見つめてくれてるんだろうね
普段はその気配すら感じさせないのに
僕の心が呼びかけると
いつもどこからかあらわれてくれる
今もほら
僕の頭上で優雅に舞いながら
僕の心の声を聞き漏らすまいと
あぁ・・エンジェル・・
200mほど先、ヤンキー風の車が
情緒不安定な走りをしているよ・・
右に左にふらふらと、スピードも安定していない・・
あれはきっと、スマホいじりながら
運転しているに違いないね
意を汲んだエンジェルが軽やかに身をひるがえす
その胴体の下部、黒に近いメタリックグレーに輝く
30mmチェーンガンの銃身が艶めかしい
照準を合わせ一連射
オレンジ色の火線がヤンキー車に吸い込まれる
戦車すら破壊するその威力の前に
分子レベルまで粉微塵になってしまうがいい
おっと、
今度は二車線の道路を、
並んでちんたら走ってるヤツがいる・・
前方は結構あいてるのに、
コイツらの後ろは詰まってしまっているじゃないか
心得たとばかりに
エンジェルが軽く高度をとる
今度はハイドラ70ロケット弾を使う気だね
ボウガンの矢にも似た、細く鋭い容姿が
とてもエレガントだ
容赦ない破壊力で
2台まとめて吹き飛ばしておくれ
でも・・
道路だけは傷つけないよう気を付けておくれよ(笑)
僕も含め、他のみんなが迷惑しちゃうからね
まぁ、そんなヘマをやらかす君じゃないことは
僕が一番よく知っているけど
あぁ、まただエンジェル・・
前方200m程、何もない直線の道路を
意味もなくちんたら走っている車がいる
するすると、滑るようにエンジェルが前にでる
エンジンの低周波とローターが風を切る高周波の音色は
ベルリンフィルの奏でる交響曲より心地よい
狙いを定めて・・・
あっ!ちょっと待ってエンジェル!
よく見ると、その車
「死にかけマーク」・・・・
じゃなくて「もみじマーク」が貼られている
それは仕方ないよね
お年寄りはいたわらないと、人としてアレだ・・
そうこうしているうちに、目的地に到着
ふと気付いて、頭上を見上げても、
もうどこにも僕のエンジェルはいない
いつものように、
僕が気付く間もないうちに、
どこか雲の上に帰って行ったのだろう
けど全然寂しくなんかないよ
だって、きっとまたすぐに会えるのはわかってるから・・
車のハンドルを握ったら・・・・
・・・
ほらね♪![]()
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ハンドル握ると鬼に変身します![]()
朝夕の通勤ラッシュはじめ、
少しでも渋滞している道路にさしかかると
いつもそんな妄想をしながら運転しています![]()
きっと、明日も、明後日も・・・![]()