胡蝶の夢蜜を湛えた蕾 我胡蝶となり 花開く日を待つ 幾日も 幾日も 蕾は 我が想いなど 知らぬげに 嫋やかに佇む やがて 春の風が舞う日 色と香りを満たして 艶やかに花が咲く 甘い蜜の 芳醇な香りが あたりを包む中 既に 我が影はなく 夢の残滓が 春の霞となり 風に払われ 儚く散り去る