「この曲の造り面白いな!」と思って調べて、どういう時代の流れで、どういう影響を受けたか探って行くと、大体ワーグナーに繋がる。
ワーグナーの曲は、大学の音楽の授業で聴いたくらい。正直、あまり惹かれなかった。
けれども、最近《トリスタンとイゾルデ》を聴いてみて、(音楽は凄く好みという訳ではないが)構造は、なるほど面白いな!と思ったのである。
ワーグナーのお陰で、曲の構造の面白さに更にハマった。
「曲の構造に注目して聴く人は珍しい。作曲家視点の聴き方ですね」と言われた。普通はメロディーを聴くらしい。
私の場合、どういうテーマで何を表していて、作曲家がどんな工夫をしているのか、色々気になって疑問に思う。
何でこの音持って来たんかな?
メロディー同じだけど、和音のここが違うのはどんな効果があるんかな?
ラヴェルもこんなんやってたな…とか。
文学の研究をしていたことや、自身も小説を書いたり脚本の勉強をしていたこともあって、音楽に対してもつい、文学のように考えてしまう。
楽譜を読むと、音が単語のように見えて来る時がある。
この音が重要な意味を持っていて、伏線になって最後に繋がっているのだなーと思ったり。
この音だけ青色で、あっちには藍色の音があって、同系色を添えているのはどんな意味か考えたり。
和声がどうかは、簡単に分からないので、まずは感じ取ったまま考察してみる。
その後調べてみて、和声の使われ方が分かると、凄く納得する。
和声の本(有名な赤いやつ)を持っているけど、最初にあれから入るとちんぷんかんぷん。
禁則って、作曲する人向けの話やん。
曲を挙げて、「これはこういう和声でこういう機能、だからこんな意味を含んでいます」という、実例解説がもっとあったら分かりやすいのに。その方が演奏者向きじゃない?と思うの。