本選

東京へ旅立ちました。

早起きして、朝とも夜とも分からぬ暗い時間から。数分弾く為に4時間かけて行く。よっぽどのピアノ好きだな、と自分でも思います。

最近は緊張の具合が変わって来ました。

とても落ち着いていてドキドキしません。楽しみだなぁ、早く弾きたいな〜という気持ち。

なのに体は緊張の反応が出て、心と体が別反応？

この日も冷静でしたが、弾き出したら指先は緊張で硬くて、上手くコントロールできない。

目を閉じて、曲の世界へ意識を向けます。音に集中します。心の中の情景、そこに相応しい音色と響を見る。

後半2箇所、指が縺れました。え？こんな所で縺れる〜？！思い切り失敗したな…やや笑いそうになりました。

いや、そんなん思ってる場合ちゃうねん。ここから曲のええとこ、集中しなあかん

意識をサッと戻して感情込めて盛り上げます。

あ〜このクライマックス凄く良いわ何回弾いても心揺さぶられます。

イメージした音色になって来て指先から感情出てるみたい。

全体的には気持ち良く弾き終わりました。

演奏終わってから、会場近くでランチ。お店あまり無い…。あちこちウロウロして、蕎麦屋でカツ丼を頂きました。ピアノ弾いたらカツ食べたくなります。

めっちゃ美味しい♡カツ食べれて良かった！

思い切り弾けたけど、思い切り失敗したなー

このトンカツのお肉めっちゃ美味しい！卵もトロットロ〜。関東は出汁濃そうだけど、辛くなくて丁度いいわ。

練習の時みたいに指がコントロールできたら良かったのに、悔しいな。気持ち乗ってたのに

↑この時まだ、心と体が別になっていたようです(笑)

会場戻ってからは、アンサンブル部門を聴きました。

ラヴェルのピアノ協奏曲第一楽章が演奏されました！生演奏は凄く勉強になります。はるばる東京来て良かった〜

表彰式。これで終わりや、夕食どこで何食べようかな？等と帰りのことを考えてたら、

名前呼ばれた

なんと、奨励賞を頂きました

｢楽譜をもっと読んで欲しいですね｣と全体講評でありました。

私は研究好きだから楽譜熟読しているけど、そういうの、演奏聴いたら分かるのかしら？(曲を深く理解しているとよく講評で書かれているし…)

そういう所が高い評価を得ているんだろうか？(技術は周りの方が上なので)

海の見えるホールで演奏

コンクール翌日、お昼過ぎに南港へ。

会場着いて間もなく、入り口前で待っていると、ブロ友さん達がいらっしゃいました。一気にワイワイ賑やかな雰囲気になって出演する部には知った方々が多く、大きな窓からの美しい眺めにも、テンション上がりました⤴︎⤴︎

曇り空から日が差して来ました。

段々眩しくなって、サングラスかけたい。

私は眩しがりなので、演奏の際はブラインドを降ろしてもらいました。今思うと、私は目閉じて弾くことが多いので、全開のままで良かったかも？

別会場で以前、視線の先に絵画があり、その絵の雰囲気を弾きながら演奏に取り込むと面白かった為、窓の外の美しい眺めを取り込んでみたいと思いました。

1曲弾き終える間に空は刻々と変わって行く。

そんな空の様に、同じメロディの弾き方を変化させました。

イメージの取り込みは即興表現のようで楽しいです。

結構自由になってしまったと思ったけれど、聴いてみたら意外と大丈夫だったみたい。

自分の部と、その後のお友達の演奏を聴いて退席しました。

もっと聴きたかったけど、子供を迎えに行かなきゃいけなくて…。

写真見せて頂いたら、夜の会場と景色も素敵でした。今度は朝晩行ってみたいです。