メトロノーム練習

メトロノームでリズムを取るのが苦手です。

原因は、聴いて頭の中でリズムを取っているから。

メトロノームを聴く分、タイムラグが発生し、弾いている音と段々ズレて行く。

リズムは体で取るべき。最初にメトロノームだけ聴いて、それを体内に取り込み、体で取れるようになると、ピタッとハマって来ました。

複雑なリズムになる程、耳や頭に頼って取っていては、遅れます。いかに体で取れるかが大事。


しかし、正確にリズムを刻むだけでは固い。

ダンスを踊る時はどうしているか?

リズムに合わせてステップを踏むだけでは、踊りに見えません。常に前準備の動きがある。いきなりステップを踏まない。ジャンプをするなら、そのエネルギーを発生させる為の踏み込みが必要なように。

ステップは通過点です。リズムとステップが同じタイミングで通過する。だから止まらないし、流れができる。大きな流れの中にあります。

ピアノにおいても、リズムと音が同じタイミングで通過している。


リズムとエネルギー

リズムと音エネルギーの関係性は無視できないですね。

どこにアクセントが付くか?強拍・弱拍があるか?によって、エネルギーの方向が変わります。

強拍は重みがあり、動きの源。強拍が最初に来ることが多いのはその所為かな?

弱拍は軽い。飛んだり、解放されたり、浮遊感がある。

裏拍を取る時はまた違って、ワンツーでノリノリな感じだったり、休符に重みがあったり(タメみたいな?)して面白いです。ショスタコーヴィチのワルツ第2番とか、何故か裏拍で取りたくなるにっこり


リズムから発せられるエネルギーは流れを作っています。


リズムと踊り

社交ダンスの場合、この曲でこの振り付けとは決まっておらず、リズムを聴いて踊ります(どんな曲が流れるか?始まるまで分からないので)。

よって、私はリズムからどのような動きや振り付けになるのか、よく想像します。

2拍子はマーチ(歩く)。3拍子は回転の動き。ダンスを習っていると、凄く納得がいきます。

偶数拍は直線やスクエア。縦の動き。

奇数拍は曲線や円。丸みがある。

大まかに、こんなイメージ上差し


ショパンのマズルカ。ワルツに比べると、とても取っ付き難いジャンルです。マズルカの踊り、廃れてしまいましたから。

ショパンの曲をバレエにした『レ・シルフィード』が参考になります。


ダンス視点で見ると、どの拍に重心が来るかがポイント。これが音の重さやエネルギー量に繋がります。


テンポについて

指定されたテンポがありますが、曲の中で速度は、細かく明確に数値化されてはいない為、どの程度が相応しいか?考える必要が出てきます。


私は歌と踊りで考えます。

歌うようなメロディであれば歌。

舞曲や踊れる曲であれば踊り。

人間の身体でできることが、最も自然なのではないかと思います。

演奏を聴いていて、私は頭の中で歌ったり踊ったりするのですが、テンポの速度によって「これは遅過ぎて息が続かないな」「間が無くて苦しい」「流れが悪くて引っ掛かるな」と違和感を感じてしまう。


これは自分への戒めなのですが…

誰かの演奏にはそう感じるのに、自分が弾く時には意識できていないじゃないの!凝視

つい、弾きやすいように弾いてしまってるのですよ。

おまけに、気持ち良く弾けて満足しちゃってること、ありますね〜あせる



リズムとテンポは凄く大切。音楽の心臓みたいなもの。
備忘録として、自分が思うことを思うがままに書きました。
これが正解という訳ではないです。