ドラマ化で話題になっている『ひとりでしにたい』

原作の漫画を読んでみました。

中年真っ盛りですが、まだ終活も何もしていないし、遺書の書き方も知らない位なので、考えさせられました。


漫画は孤独死をテーマに、老後のことや家族の介護をどうするか?など面白く分かりやすく書いてあります。

死ぬ時は大抵一人だと思うけども、死後何日経っても発見されなかったら、結構迷惑なんやなぁ。

病院や施設で亡くなる方が、処置が早くて良いですね。

いつ死ぬか分からないから、後悔しないように毎日を大切に生きようとは思っていましたが、家族のことを考えて備えておかないと。


夫は体調を崩すと、一切何もせず不機嫌になります。食事を取ったらそのまま、食器を片付けることなくそのまま寝るし、何やかんや私に文句言ったり指図して来ます。

面倒ですが、将来の介護の予行練習と思うことにしました。

年を取ると脳が萎縮して、感情のコントロールが利かずに凶暴化する恐れがあります。私も可能性あり。

そうなったら、施設に行くか介護サービスを利用する方がいいし、その為の資金は貯えておこう。



ひとりで生きる覚悟

幼い頃、助けを求めても、家族や先生(身近な大人)は当てにならないと思い知った経験から、誰かに頼ったり甘える事が苦手です。

もう死んでしまいたい程辛くて相談したら、「あんたがぼーっとしてるから」「気が弱いからアカンねん」等と逆に怒られる。

子供は、家と幼稚園・学校の狭い世界しか知らない。そこでしか生きられないと思い込んでいて、追い詰められ易いのです。

性被害に遭いましたが、誰に言う事なく、トラウマやフラッシュバックに耐えて、自分で何とか克服しました。20年以上かかってやっと、普通の生活ができるようになりました。


実家を出て、結婚して、新しい家族と幸せを得ました。

夫は家事や育児を分担してやってくれますが、「これが当たり前と、頼っていてはいけない」と思います。

面倒くさがりな私。「明日やろう」とそのままにしていると、夫が片付けてくれるので、気を引き締めないとなぁ。


以前も記事にしたかと思いますが、樹木希林さんの晩年の生き方には憧れます。

「マネージャーいないから、営業も身の回りの事も、全部自分一人でやっています」と仰っていました。

ご自宅はいつも掃除が行き届いていて綺麗で、お料理や洗濯もされていたそうです。

ガンで闘病しながらも、真っ直ぐにしっかりと生きておられた姿はカッコ良かったです。


夫は遊びに出かけると、音信不通になります。

こちらは、夜ご飯要るのか?何時に帰って来るのか?連絡が欲しいのですが。

電話すると逆切れされます。折角の休日を自由に過ごして何が悪い?邪魔するな!という内容をLINEで寄越して来る。

もし、私が急に発作を起こして体調が急変したり、何らかの事件に巻き込まれても、夫には連絡取れないのだと気付きました。

夫を当てにはできない。

やはり、本当に困った時は救急センターなり警察なり、専門家へ助けを求める方がいい。その人達は仕事としてやっているのだから、邪魔には思われないでしょう。


何でもひとりで対処できるように、日々の生活、意識しておこう。



ひとりで生きやすい人間関係

最近はもう、煩わしい人間関係は断つようにしています。

友達は沢山いるよりは、大切に思える気におけない友人が数人いれば良い。

今付き合っているのは、丁度いい距離感でいられる人達ばかり。意図せずとも、自然にそうなって来ました。


若い頃はそうでもなかったですが、依存するタイプの人はしんどいです。

夫曰く、「あなたみたいな、しっかりしていて自分を持ってる人は依存されやすい」んだそうです。


精神的に自立していない中高年(特に独身者)はそうした傾向があり、人に執着する。孤独と不安感の現れか。

かまってちゃんだったり、私の言うこと・やることに一々左右されている。

自分軸でなく他人軸で生きている人達。


そして、人に親切にするのと、我儘を聞くのは違うと気付きました。

我儘を聞くのもまた、お互いにとって良くない。


良くないと思う人間関係を遠ざける。

それはとても生きやすいです。


自立している者同士は心地良い。ひとりで生き、時には助け合い、困っていたら支えになり、大切にしたい人達。