基礎を教わっていると、同じ内容・同じ質問になります。
だけど、躊躇わずに分かるまで聞こうと思います。
感覚は常に僅かながら変化し、毎回同じという訳にはいかない。
だから、表面上は同じ内容であっても、深い所は毎回違います。
先日レッスンで、ずっと練習していて上手く行かなくて、「ここがあーでこーで、このように弾けないです」と言って見て頂いたら、レッスンではスムーズに弾けて驚きました。
その代わり、練習では結構弾けていた所がやけにつっかえる。
こんなこともあるから、同じ質問でもいいじゃないのと思うようになりました。
ピアノの先生は優しくて、質問すると丁寧に答えて下さるありがたいです。
ダンスの先生は、同じ内容を質問すると不機嫌になることが多い。確認したいことが沢山あっても、言えませんでした。
私はいつも物凄く緊張していて、先生の機嫌を損ねないように、失敗しないように…そんなことばかり考えてレッスンを受けていました。
質問する事自体が怖かった。
「分からないなら、同じことを100回でも1000回でも練習しろ!」と言われます。
やりましたけど、一向に分かりませんでした。
数えるのに余計な神経を使い、数えるのに疲れて来て、単純に回数をこなすのが目的になってしまう。
おまけに、よく分からないまま、間違えたまま何回も練習するのだから、上達する筈もなく
なのに、その事には気付きませんでした。当時は必死で、先生の言う通りにやって来ないと怒られるから。
ピアノでは、そんな風にはならない!と決めています。基礎的なことを本当に理解できるまで、私は聞きます。