合同発表会
年度末の仕事の多忙に、疲れ切った体に鞭打って、発表会に出ました。ピアノ弾くと元気が出る不思議。音楽が与えるパワーは底知れず、エナジードリンクより断然効きます(笑)
私の出番の前はバロックダンス。
一人舞台袖で30分も待機しており、いつもに増して緊張が凄かったです。
慣れ親しんだノクターンが、最初の方は手が震えて幾つか音抜け。ですが、直ぐに落ち着けて集中しました。
私の場合、指と鍵盤の接点を増やし、常に鍵盤に乗っていることを意識すると、心も演奏も安定して来ます。緊張でガタガタする時には、指が浮いてしまうことに最近気付きました。
実はこれ、ダンスもそうなんです。
床に足がしっかり乗り、浮かないこと。
それでいて、力みが無くスムーズに床に足を滑らせて移動すること。
レッスンでも言われましたが、ppでも底まで打鍵しなければならないというのは、そういうことなのだと、本番中にふと思い出して実行しました。(←上手くいったが、この様にあれこれ考えてしまい、雑念の多い演奏になってしまいました)
2曲目を弾く頃には、練習と同じような感覚で、かなり気持ちが乗って楽しめました。
2曲暗譜演奏の本番は慣れていません。複数曲を演奏するには、もっと修行を積まないと!気力維持はできるのですが、曲が増えると心配事も増える。
本番での演奏のボロボロ具合に、毎回「なんて私はダメなんだろう…!」と思いますしかし、失敗が多い程、自分の弱点が明確化されるから良いことだと開き直って、次に向かいます。
2025年度コンクール
初めてコンクールに出たのは3年前。ずっと1曲のみ弾いておりました。
昨年、コンクールに出したい曲が2曲見付かり、複数曲を弾くことを今後の課題とします。
コンクール出場は演奏能力向上が目的。予選・本選で異なる曲を弾かなければならないものもありますし、複数曲を弾くことは演奏者として当然求められるのでありましょう。
来年度は、かなり絞っての出場を考えています。
新曲2曲の内、1曲をコンクールに出します。こちらはまだ、勝負できるような完成度ではない為、予選のみ出場でも良いかも。
自分の中での及第点に達するまでは、もし通ったとしても、東京遠征してファイナル出場は勿体ない気がします。数分弾くのに半日かけて行くんですよ?
コンクールによっては、予選通過率が非常に高い所があります。特に、まだ設立されて間がない所や金儲け臭のある所は、その傾向が高いような…
最初は予選通過率が高く、何年かすると下がって行くのは、資金繰りの調整も入ってそうですね。
予選通過しやすい→入賞の可能性が高い、というのは魅力的ですし。
「あそこは大きなミスさえしなければ、誰でも予選通る」なんて聞くと、私はモチベが下がってしまいますが。通っても大したことないんだな〜って。
正露丸、バファリン等、昔からある市販薬は新薬よりも体に良いと聞いたことがあって、コンクールもまた、昔からあるものは人気・信用・安定があって良いのだろうと思います。
自分の目的に合わせて、コンクール選びをします。
もう1つの新曲は、今年は出しません。
仕上がり具合からして、曲のタイトルを出すのさえ憚られます。
有名曲なら完成度が高くなくても「頑張って練習してるんだね」と見守られそうですが、マイナーな曲の場合、私の演奏がそのまま「こういう曲なんだ」と受け取られてしまう
この曲を穢したくない!
先生に「もう言うことないです」と言われるまでは、やめておこう。弾き合い会、練習会に留めておきます。