音大のオープンキャンパスがありました。
受験生向けらしいけど、一般も受講できるイベントがあり、行ってまいりました。
テーマはフランス音楽🇫🇷
高校生の時にフランス音楽にハマり、「ラヴェルって面白くて凄い作曲家やな」と思ったのです。
講義はドビュッシーのお話から始まり、ドビュッシー記念館とパリの街並みの写真をスクリーンで見ながら聞きました。
私はドビュッシーのことは詳しくありません。学生時代にラヴェルだけでなく、ドビュッシーも興味があったのですが、伝記を読むと性格悪くて幻滅してしまいました(笑)
こんな綺麗な曲作る人なのに…。
今年はドビュッシーを練習するので、覚悟して文献を読んでみようと思います。
そんなドビュッシーだけど、油井先生はとってもお話が面白くて、もっと色々聞いてみたくなります。学生さんはじっくり受講できていいなぁ。
私は社会人聴講生になって通いたいくらい、大学の講義が好きなのです。(老後やってみたい事の一つ)
講義は90分でしたが、演奏も沢山、充実していました。
先生はラヴェルの弟子ペルルミュテールのマスタークラスを受けた日のこともお話されました。
そこで、当時中学生だった横山幸雄さんがおられ、横山さんが演奏し、ペルルミュテールに絶賛され認められた後に、油井先生が演奏する番だったそうです。
凄い話やな
演奏を聴いて、ドビュッシーは水系で漂ってる系の音楽だなと思いました。
ラヴェルも水系だけど、輪郭がはっきりしている。
水系の音楽は、音にたっぷりと潤いがあって柔らかいです。色んな形になります。
ちなみに、ラフマニノフは土・風系。
自分の中のイメージでカテゴライズされています。
ドビュッシーの音は漂っていて、着地する前にスっと消えて行く感じがします。
ラヴェルの道化師の朝の歌は、バスク地方のリズム。
ビゼーのカルメンはフラメンコのリズム。ハバネラは元々キューバの踊りから来ています。
フランス音楽は様々な国の要素が入っているのが面白いなと、改めて思いました。
それにしても、漂ってる音を出すのが難し過ぎるわ。
あれは一体どうなっているんだろう?
音の浮かせ方が分からない。