先日は音大へレッスンに行きました。

平日だけど何だか人少なくない?朝早いからかな?

まずは朝練。

借りた練習室は、2台ピアノの広めの、昼からの合同練習と同じ部屋でした。

鍵盤重い…と感じつつ、解してからレッスンへ。


1曲は、初めて先生に見て頂く曲。

先生はいつも沢山のアイデアを下さるので、マンネリ気味だったり、煮詰まった時にレッスン受けると、パーッと閃きが降りて来ます。

2曲演奏で、どう印象を変え、飽きさせないか?コンサート経験豊富な先生のお話は大変参考になります。

技術面は、和音でソプラノが埋もれていると。自覚あり、「これでもまだ指摘されるだろう」と予想していました。小指がバネ指なので、不安定になりやすく、庇ってしまう。

小指の音を出す練習方法と、体の使い方について教わっていたら、ピキーンと痛みが出てしまいました。

でも、折角教えようとして下さっているのに「痛くてできません」と言いたくなかった。

ご指摘を全て受け入れ、現実と向き合う。それは、辛くて不安で怖くもなります…。この曲はもう、これ以上弾けないかもしれない。

レッスン中にネガティブになってしまいました。いかんいかん。


聴衆にとって、演奏者の体調はどうでもいいことです。体の不調を理由に諦める訳にはいかない。常に作品の良さと魅力を、最高の状態で引き出さなければ。それが人々に伝わるように。

演奏者の使命であります。


合同練習するお友達と、大学近くにできたカフェでランチ。

大学の食堂はやっていなくて、もう春休みなんだと知りました。

レッスン後は腹ぺこになる為、写真のピザトーストセットを食べた後、チキンサンドと海老のスープを追加しました。


合同練習は、2台ピアノでそれぞれ同時に練習。(2台ピアノの曲を弾くのではないですバイバイ)

こういう形は初めてでしたが、曲が混じり合う中で、自分の音を聴くというのは、感覚が研ぎ澄まされます。ppはかき消されてしまうけども、音を感じることに意識を持って。

普通の練習では、そこまで聴けていなかったです。ソロだと聴こえるのが当たり前になっていたわ。

合間に友達の音がふわ〜っと心地よく流れて来て、耳を傾けて「綺麗だなぁ」と思ったり、面白い練習でした。

後半はピアノを交代。朝弾いていたピアノが、重くなくなっているびっくり冷えで、指もピアノもまだ起きていなかったようです。

最後は、15分弾き合いしようと友達が提案して下さり、お互いに練習している曲を弾きました。

お友達の演奏をじっくり聴けて幸せ♡曲も素敵でファンが多いのです。この間も話題になっていたくらい。

私はポンセと、仕上がってない新曲の2曲を弾きました。

新曲を先生以外の誰かに聴いて頂いたことがなく、初お披露目。5月辺りには人前に出せるように仕上げる目標。とても良い曲ラブと、お友達も言ってくれた美しい作品ですので、良い演奏ができるようにしたい。


今月、また手の痛みが出るようになって、本番への不安が大きくなりました。

発表会は先生がいらっしゃるから、もしその時に痛みが出て、ちゃんと弾けなかったら…「あれだけ教えたのにやってない」と先生落胆されるだろう。それだけ一生懸命教えて下さっている熱量を、毎回のレッスンで感じております。

先生をがっかりさせたくない。

怖い。1曲だけにしたら良かった。


「本番あるのに痛みが出たらどうしますか?」

帰り道、相談してみました。お友達は手の故障を乗り越えて、ピアノを続けておられる方。

お話を伺って、さっきまで不安のどん底に落ちそうでしたが、お陰様で救われました。

痛む時は小指を使わないようにして、兎に角休ませるのがいいそうです。

何日も練習休むと心配なので、1日だけ休みを作ってみました。確かに症状が和らいでいます。

どちらかというと、ストイックに鍛錬に打ち込むのを好むのですが、手の為に、長く弾き続ける為に、思い切って休むことにします!