ピアノ演奏者のための医学講座

お友達に紹介頂いて、医学講座を受講しました。

スタインウェイ、ベーゼンドルファーなど、いくつもピアノが並ぶ会場。

演奏者を専門的に診て研究されている整形外科の先生のお話は、大変参考になりました。

治療だけでなく、自分の体質や体の状態を知り、コンディショニングすることで、予防・対策して行けることが分かりました。

疲労回復、糖分摂取や筋肉について、ダンサーのケアにも通じる部分があって、夫の役にも立てそう。


東洋医学について

私は昨年からばね指になり、痛みは治まっていますが、第3関節を曲げるとカクカクします。

鍼灸治療で随分症状が和らぎました。温めることが大切。

講師の先生は漢方(東洋医学)を取り入れていらっしゃるそうです。


私は東洋医学に関心があります。20代の頃は病気らしい病気はしないものの、恐らく自律神経に関連する不調、体調不良をよく起こしていました。パニック障害もその頃になりました。

鍼灸通いをし、薬膳を取り入れて、薬でなく食事で治すことをやっておりました。

女性はホルモンバランスの影響を受けて、ホルモンに左右されている。病気ではないのに、その所為で頭痛・目眩・だるさ・無気力・イライラ…様々な不調を抱えます。

西洋医学では、検査結果を見て診断され、処方されます。検査で悪い所がなければ「健康です。大丈夫でしょう」となります。

東洋医学(鍼灸や漢方)では、未病、体質改善や心身へのケアも治療の一貫として行われます。なので、女性にとっては東洋医学は良いと思います。


以上は、私が患者として経験したことで、私自身は医学的な知識はございません故、一個人の考えとして捉えて下さい。


奏法の本

講座のあった会場のショップで『ピアノ奏法の基礎』という本を見付けました。

奏法に関する本は色々持っていて、また増えました。

前書きに中村紘子さんの文章が載っており、嬉しくなりました。中村紘子さんは留学先で弾き方を否定され、奏法を変えられました。

私はロシアピアニズムが好きで、まだまだ未熟ながら学んでおるのですが、奏法はどれが正しいというのでなく、自分に合っていて、自分がピアノの良さを最大限に引き出せるものを取り入れることが大切なのではないかと思っております。

ロシアピアニズムと一括りにはできないですし、その中でも多種多様に奏法が存在します。何を選択するかは自分次第ウインク


美味しいもの

講座は午前中で、ラストの質疑応答の時間は次々と質問が挙がって、なかなかに白熱していました。

ランチを予約していた為、終了すると、そそくさと会場を後にしました。


雑貨・料理教室の店と、ランチをやっている食堂は場所が離れていて、最初は食堂じゃない方へ行ってしまいましたが、それもまた楽しかったです。

和風ハンバーグ定食を頂きました。

こんなに美味しい定食は生まれて初めて!

酸味・甘味・塩味・苦味・旨味の五味が何ともバランスが良く、素朴なのに繊細で深みがある。和風の中に仄かに香る洋風ビネガー。

↑こういう曲、音楽でありそう(笑)オシャレなフランス風バッハみたい照れ


デザートにビールを使ったパウンドケーキのバニラアイス添えとチャイティーを。

どれだけ口の中を楽しませてくれるんでしょう!

ケーキはしっとりでなく、ほろほろとして、バターがキツくない。噛むごとにドライフルーツの風味が引き立ち、微かにビールかな?という苦味が一瞬来る。

アイスには小さなナッツが香ばしい。

チャイティーはしっかりスパイスが効いていました。5種類くらいスパイスを使ってそう。


あまりの美味しさに、味わうことに集中していて、気付けば二人共無言。

人間って、美味しいもの食べると喋らなくなるんだびっくり

静かな時がゆったり流れて心地よい。そうして一緒に過ごせるお友達はありがたいですね。


食事の後は、行きたいパン屋さんへ向かいました。

アヴァンチュールみたいな名前の店だったな〜とうる覚えで、スマホで検索して、地図見ながら。

坂道、トンネル、草っ原〜音譜 (←全部通った)

トトロの歌にマッチする、長閑な道を行く。

知らない町って、ワクワクして、ホンマにちょっとしたaventure(冒険)でした。


パン屋の名前はパヴェ・ナチュール

パンも凄く美味しかったです!




心と体、食事。
私は何を求めているのか?何が足りないのか?
必要なこと、補うべきものは取り込んで、
満たされたら、それ以上は入れない。
自分を見詰めて、答えを見出す。
そういう風に生きていこう。