記事にしてませんでしたが、12月はダンスパーティーのお仕事がありました。
ダンサーを引退して離れていると、今まで見えなかったものが見え、とても新鮮です。
その日は、長年全日本チャンピオンであられるレジェンドの先生がゲストで踊られました。なんて静かな踊りだろう。床の上を風が靡いているよう。ステップしている足の動きを全く感じさせない。
それは、一歩一歩足を動かしてステップするのではなく、身体の重心移動で、足は重心に引き寄せられて勝手に(自然に)動いているのです。足主導ではない。
しかしながら、床に接しているのは足である為、踊っていると足に意識が行きがち。足に意識が行くと、足で動いてしまい、バタバタと無駄な動きが見えてしまう。
ピアノの弾き方と踊り方について、しばしば考えます。
ピアニストの手を見ていると、非常に動きが物静かだと思うことがあります。(様々な弾き方のピアニストがいるので、一概には言えませんが)
鍵盤を押しているようには見えない。ピアノを弾くこともダンスの足のように、指先は無意識で動いている状態なのか?
なるべく指の意識を無くすと良いかもしれない。
ピアノの場合、鍵盤に接するのは指先だけども、弾くのは指先ではない。
そう思って練習していると、少しだけ間接的な繋がりが感じられました。