先日、レッスンで「そこはそんなに速く弾かなくても良いのでは?」と先生が仰ったので、「ああ、そうか」と素直に受け入れました。指が転ぶのに速く弾いても良くないなと。

「待って!本当はどう弾きたい?」

先生は、私がテンポを落として弾くのが不本意なことを分かってらっしゃるのだ。嘘をついた訳ではないけど、自ら考えをお話できなかったのが少し申し訳なく思えました。

先生がいつも「どんな音を出したい?」「どう弾こうとしている?」と訊ねて下さるのです。


その時、私は「ギターの音が出したいです。和音の部分だけギターがジャーンと鳴って、その後はヴァイオリンのピチカートです」と答えました。

絶対ここはピチカートだ。パガニーニがやりそうな感じの。和音はフラメンコギターだが、ヴァイオリンもしゃくりで入る。

それをピアノでやろうっていうキョロキョロ自分でハードル上げて難曲にしてますやん。…ですが、これはヴァイオリンの超絶技巧になるだろうと、薄々気付いています。パガニーニだもんニヤリ


「オペラさんは、多彩に楽器の音色が出て来るのね。ダンスされていて、沢山色んな楽器の音を聴いていたからでしょうね?」と先生に言われました。

ピアノ曲ならピアノの音。普通はそういう音のイメージになるようです。

私は楽譜を見て頭の中で曲を流すと、無意識に他の楽器に変換されて聴こえます。



ヴァイオリンのピチカートを再現できたら…と、左手ピチカート奏法の動画を見てみました。

「超絶技巧」て書いてある。やっぱり難しそう驚き