ノクターンの最初の数小節の練習に、2時間も費やしてしまった。

随分と熱中していたらしい。気付いた時には子を寝かさなければならなかった。

左の肘辺りの筋肉を痛めてしまって、左手がどうも弾きにくい。ピアノで痛めた訳ではないけれど。痛みが酷くならないように、負担のかからないポジションを探る。怪我の功名で左手の良い練習になれば良いな。


音に陰影が付けられないものかと何度も格闘している。

「このラは明るいラが欲しい。口角を上げて口を広げて歌ってみて」

また声楽のレッスンで言われた事を思い出した。

ピアノは自分の身体でないから難しい。


弾き方について。タッチを変えることを意識的にやろう。バッハの弾き方が似合う所を見付けた。

先日のレッスンでインヴェンション7が合格になった。

インヴェンションは一旦お休みして、コンクールと発表会の練習に集中するように言われたけど、時々はインヴェンションを弾いておこうと思う。

「やっとバッハを弾いていると分かる演奏になりましたね」と先生が仰った。自分では「下手で美しくない」という認識があるから、バッハらしいかどうかよりもそちらが気になってしまう。

しかし、バッハらしさが出て来たなら、タッチを変えることは可能。できるまで何度も練習する。


湿気の影響か、昨日からピアノが響き難い。

「良いピアノ・良いホールで弾いてばかりいないで、鳴らないピアノで、いかに遠くへ響かせるか?練習しないと」

前にレッスンで言われたのだった。

湿気ちゃん、ありがとう。

ぴちょんくんが来たのかな?

ぴちょんくん、ありがとう。