3年前のことでした。この日の為に3ヶ月で仕上げたショパンのノクターン2番。

(ノクターンは2番→1番→12番の順でやりました)


11月にピアノを再開して、12月にレッスンを受けて、こんなに必死に頑張れたのは、友人のお陰でした。

演奏動画の撮影の為に、練習室を探したり、色々初めてのことばかりでした。
そうそう、グランドピアノだってレッスン受けるまで弾いたことなかったのです。グランドピアノ、めちゃくちゃ響くのでびっくりしました。

この頃、あるサイトで友達になったのが、偶然にも音楽のプロの方々で、その中の一人、ピアニストの友人に誕生日プレゼントとして演奏を贈ったのです。

ピアノ再開したてのピヨピヨ🐣演奏をピアニストに贈るのは如何なものか?と思いますが……
友人は体調が良くなくて、通院するようになったのが2月。要検査になり、「不安だろうな。怖いだろうな。何とか励ましたい」と私は思いました。
ピアノの前に声楽を習っていた頃からずっと、友人は私が音楽をやっている事を喜んでくれて、応援してくれていたのです。
1曲仕上げてみせたら、きっと喜んでくれるに違いない。少しでも気持ちを元気にできたら!
強い思いと願いを込めて、練習していました。

虫の知らせか、悪い予感がしていました。何としてもノクターンを仕上げないと!と使命感がありました。

演奏贈った後だったと思います。
「実は癌が見つかったんだ。とても怖いよ」と友人は言いました。

一昨年の夏から連絡が途絶えて、そのままです。
毎年誕生日に、演奏を贈ることができたら…。

どこかでこのブログを読んでくれているかもしれない。もしかしたら。

ピアノ、ずっと頑張ってるよ。
ありがとう。