友人たちとピアノ歴史館に行って来ました。
目的:ショパンとラヴェルが愛用していたプレイエルとエラールを見に(弾きに)行く。
丁度開催中の、ピアノ1台選びショパンの曲を演奏できるイベントに申込み、プレイエル(1863年もの)を弾きました。
ペダル踏むとみしみしいうから、壊れないかと恐る恐る…。ff出すのを躊躇いました。
現代のピアノであっても、ショパンを弾くならこの位慎重に丁寧に弾かなきゃいけない。力で弾いてはいけない、と身に染みました。
くぐもった感じの温かい音色。響きが伸びやかで、ペダル無しでもレガートに聴こえるようでした。
ショパンに迫れたことが、大きな収穫。
この他、3分の試弾が申込める為、もう1台のプレイエル(1865年)を弾きました。
「使用禁止」以外のものは、触れたり試弾できます。
エラールは使用禁止で残念ながら見るだけでした💦館長さんが解説して下さり、エラールの音をほんの少し聴くことができました。
館の外の小屋には、グランドピアノとアップライト2台あって、1人20分好きに演奏できます。が、空調も何も無くて暑い為、長くは弾けません。
写真でいっぱいになってしまうので、多くは紹介できませんが、気になったクラヴィコードについて。
チェンバロに音は似ていますが、僅かに響きが伸びます。琴やギターのように。
東洋の音楽が似合うなと思いました。中国やインドの曲をクラヴィコードで弾いてみたら良さそう。
チェンバロは金属的で好きではないけど、クラヴィコードの音色は可愛らしくて気に入りました。
ピアノの構造がどう変化して行ったのか?現物を見て触れながら知ることができ、大変勉強になりました。
沢山の楽器達を後に…
私は大阪に着くなり、そのままレッスンへ
レッスン時間の10分前に到着。駅から急ぎ足で一汗かきました。
先生にピアノ歴史館のクリアファイルをお土産に、土産話もいろいろ。
先生はご存知なかったそうで、「こんなところがあるんですね!」と興味津々でいらっしゃいました。
「昔、音大にもこういう古い楽器が幾つも保管されていたのだけど、無くなってしまってね」と先生が仰っていました。
ピアノ歴史館、あれだけ貴重な楽器をコレクションするのも大変なのに、それを修復する職人さんがいて、維持管理をされているのは本当に凄いなと思いました。