編曲願望。

ハチャトゥリアン《スパルタクス》第1組曲

〈ガディスの娘の踊りとスパルタクスの勝利〉

これを何とかしてピアノソロで弾きくて

フルスコア買いました。

眺めているだけで楽しめます。

耳コピが完全に出来たとしても、やっぱり楽譜を読むのが好きです。

このカッコイイリズムの所も、音符を見ると生き生きとして来ます。楽器によって休符の入り方が違っていて、それがこのリズムを構成しているのが分かります。


作品のイメージは聴いているだけより、楽譜を読むと視覚化され、よりリアルに感じられるのです。


私は学生時代に文学研究をしていましたが、映画化された映像や朗読されたものではなく、文字を読む方が作者の意図や創意工夫が感じられ、それが好きなのです。

同じ単語であっても、漢字での表記と平仮名での表記では質感が異なります。

色彩も、赤・橙・緑・藍など文字を目にするだけで、絵画を観ているが如く鮮やかにイメージされます。


曲の考察をする場合、しばしば文学研究と同じ方法を取っています。

構成を見る。(作品の骨組みは大事)

何を印象付けたいのか?を探り、その為に作者はどの様な工夫を施しているかを見る。

リズムと流れ。(文体と音符は似た働きをする)

スラーはセンテンス。

T.D.Sは緊張と弛緩とか、場面とか、文脈?

そこから、見えているストーリーの裏側を見て、どういう意味があるのか証明して、解釈ができます。


音楽も文学も、解釈するのが楽しい作品と、唯読む・聴くのが楽しい作品がありますね。