こんにちは乙女のトキメキ今週末はフランツ・レハールの「ジプシーの恋」をDVD鑑賞しました気づき

このオペレッタ、コンサートなどでチャルダーシュが歌われることが結構あるのですが・・・

 

 

 

元のオペレッタはどういう話なんだろう??と興味を持って、アマゾンで唯一あったのが

1974年版の映画DVD、レトロでいい感じです。

ちなみにチャルダーシュ「Hor ich Cymbalklange」はオペレッタ「ジプシーの恋」からの抜粋で、恋なしでは生きられない、と恋を肯定する歌となっています。

 

 

 

さて、あらすじ。

地主の娘のゾリカ自らの婚約発表パーティーの日、婚約者のジョネルを本当に好きなのかわからず、自由で危険な香りのジプシーのジョッシーに出会い、惹かれるままに自分の婚約パーティーでバイオリンを弾くようにジョッシーを招待します。

婚約パーティーで本当に結婚への不安から始終塞ぎ込んでいるゾリカは、夜にパーティーを抜け出し川に住むという水の精に自分の運命を尋ねに行き、川辺で眠り込んで夢をみます。

夢の中でゾリカはジョッシーと駆け落ちしてジプシーの一員として生きる道を選んでいます。自由は手に入れましたが、ジョッシーは「ジプシーの恋は変わりやすいもの」と大切にしてくれず、ゾリカも毎日物乞いや盗みをしなければならない暮らし。自分の決断を後悔していると、ジョネルの呼ぶ声で目が覚めます。

目が覚めると川辺で眠り込んでしまったゾリカをジョネルが起こしてくれていたのでした。目覚めたゾリカはジョネルへの非礼を詫び、結婚を決意するというお話です。

 

要はマリッジブルーの話ですねwww

 

ちなみに冒頭のチャルダーシュは、ゾリカの父が再婚を密かに狙っている相手の、金持ちの後家イロナがパーティーで歌う曲です。まさに強い女の強かな曲。

 

オペラの映画版は通常見ない(普通に舞台のプロダクションの方が好き)のですが、こちらのDVDは

  • ロケ地が美しい
  • 民族風ダンスのシーンも豪華で楽しい
  • ハンガリー旅行してるみたいビックリマーク

社交ダンスに詳しかったらもっと面白くみれるかもしれません。

Zorika役のジャネット・ペリー女史とIlona役コレット・ロラン女史がとりわけよい歌唱を披露してくれ、見た目も美しくて役にピッタリ。

 

ネトレプコやゲオルギュー以前は歌手のビジュアルが今ほど重視されていなかった時代だと勝手に思っていたので、意外な喜びです。ちなみにジョネルさんもイケメン。

 

そして流石のレハール、曲もキャッチーで楽しい音譜

なぜ今の上演機会が少ないのか・・・・残念でなりません。舞台版の映像も見てみたいものです。

 

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Director:Valclav Kaslik

Conductor:Bernard Thieme

Zorika:Janet Perry

Jozsi:Ion Buzea

Jonel:Adolf Dallapozza

Ilona:Colette Lorand

Dragotin:Heinz Friedrich