先週はDie Tote Stadt (死の都)を鑑賞。
しかも2バージョンも見てしまいました![]()
見る前は20世紀ものでタイトルが重くて親しみにくいイメージだったのですが、
全くそんなことはなく。
プッチーニのメロディと、シュトラウスの和声とよく言われるそうで、
現代オペラが好きでない方もR. シュトラウスやプッチーニが好きな方にはおすすめの作品です![]()
作者のコルンゴルドは、ユダヤ人であるため大戦中にアメリカに亡命し、ハリウッド映画音楽を作成しオスカーも受賞。戦後は純音楽に復帰するも映画音楽をやっていたこともあり評価されませんでしたが、1970年代から再評価が進み、死の都もホルテン演出版が新国立で上演されています。
映画音楽はこんな感じ。天才ですね。
ロビンフッドの冒険:
海賊ブラッド:
- パウル:Klaus Florian Vogt
妻マリーの死を乗り越えられず、よく似たマリエッタを見かけて「神がくれた奇跡」と思ってしまうような普通に考えるとやばい役。
このプロダクションではマリー役(無声)が出演するため、狂気じみた側面は控えめ。
フォークトの見た目がシュッとしていて声も高音部分は甘く、素敵なキャラクターになっています。
- マリエッタ役・マリーの声:Camilla Nylund
美人で傲慢で人を惹きつける、これもイメージ通りのマリエッタ。
女優みたいに美人。見た目が強い
演出の特徴は、死んだ奥さんのマリーを無声の俳優が演じること。
パウルと観客にだけ、マリーが見える設定になっています。
ブロードウェイミュージカルの、 Next to normal的なやつですね・・・。
舞台はパウルが奥さんの思い出の品を集めた「ありし人の教会」に設定されていますが、舞台奥のブラインドと照明を効果的に使って街の風景を写したり飽きが来ないです。
興奮冷めやらずバイエル国立歌劇場のバージョンも購入。
カウフマン&ぺテルゼンのドリームキャスト。悪いわけがない。
そしてこれは私ごとなんですが。
「私が死ぬときには葬式にマリエッタの歌を流したい」などとYoutubeを漁っていたところ
夜も更けたころ、突如父危篤のお知らせが・・・。
不吉なこと考えたせいでしょうか。
(悲しい話で申し訳ないですが、この話も続きます)
【おすすめ度】
星4つ![]()
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【歌手】
- ルックスも実力も○
- フォークトの甘さもドラマチックさも兼ね備えた歌声に注目

【演出】
- 上品、舞台が美しい

- マリーを実在させる演出が特徴的で、パウルのマリーへの思いが観客に見えやすい
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Conductor:Mikko Franck
Stage Director:Kasper Holten
Paul:Klaus Florian Vogt
Marietta:Camilla Nylund
Frank/Fritz:Markus Eiche
Gaston:Antti Nieminen
Brigitta:Sari Nordqvist
