歌舞伎役者さんの演技や声がいいのは勿論ですが、

美しい音楽(素敵)、美しい映像、

ものすごく可能性を感じました。

 

第一弾として美しい作品が仕上がったこと、

おめでとうございます。

 

 

壱太郎さんは、ご自身のやりたい事が明確に分かっていて、

行動力がありつつ、意見もきちんと述べられる頼もしい方なんだなぁと感じました。

 

 

メイキング映像にて

:まず歌舞伎をなぜという事なんですけど、ちょうど2022年1月に代官山メタバーススタジオというスタジオが出来まして、

そこで何かできないかという事でお話をいただきまして、歌舞伎とバーチャルのまさにコラボという事で今回、このMETA歌舞伎が

始動した訳なんです。

 

:どういった世界にしようかといった時にいろんな案が出てきたんですけど、みんなの共通言語として「ゴーストオブツシマ」というゲームがありまして、その世界観の美しさがちょっと合うんじゃないかという事で、

ある意味そのゲームの背景テイストで今回作っているというのは、一つチームとしても共有しているところなのかなと思います。

 

 

:自分たちがどういう風に映ってるのかっていう映像を見ながら動くと、ちょっと難しい。

遠近の事だったりとか歌舞伎は基本的に奥行きってあまり使わないんですけど、

奥行きを使った方がいい所が分かってきたりとかっていう事があったんで、結構これから課題が山積みだなという風に思いました。 

 

 

:普通の舞台以上にどこに立つとこのヴィジュアルが一番きれいに見えるのかとか、どこに立つとこの背景がきれいに見えるのかというのは、かなりシビアに計算していかなきゃいけないんだなというのは、今日やらして頂いて感じましたね。

 

 

グリーンバッグの為、緑衣さんがご活躍。

 

なんか、見たことがあるような、、

 

 

 

こちらでした。ニコニコ

 

 

 

 

新しい歌舞伎といえば、よく考えたら図夢歌舞伎の忠臣蔵について

ブログに書いていませんでした。

 

図夢歌舞伎 忠臣蔵

 

あれ、大好きです。

図夢歌舞伎も映像専用の歌舞伎でしたが、

もっとアナログ的というか、人間的なところがMETA歌舞伎とはまた違った魅力でした。

 

いくつかの場面で書割が背景で使われていて、舞台で見ているときは当たり前だった書割が

映像の中に入ることによって、改めてデジタルにはない美しさを感じました。絵の温かみというか、、、。

紙芝居や絵巻物の中で人が動いている様な不思議な魅力というか、、、。

新しいのに、古典的という絶妙な映像でした。

 

ある人物のドアップ映像も面白い試みでしたし笑、

 

それから、個人的には勘平が好きなので、訪ねてきた人物を家の中に招き入れる場面の

映像、セリフ、表情、すべてにしびれました笑。

(確か私の記憶では、勘平が出てくる段では公開された時期によってカメラワークが、人に近いバージョンと

全体的に撮られたバージョンがあったような。。。背景が見えるバージョン、結構好きです。。。)