公演前に緊急事態宣言の延長があり、

金丸座の時の様に中止になるかもと恐れましたが、公演は無事に初日から開催。

それでもいつ中止になるか分からないため、日にちを開けて数枚チケットを買いました。

 

千穐楽まで無事に公演が続いたこと、

本当に本当によかったと思います。

千穐楽おめでとうございます。

 

 

 

 

 

↑義賢は見た目もかっこいいですね。

 

 

義賢最期

 

白旗を託し必死で源氏を守り抜こうとする魂そのものの様な義賢。

一方でお腹にいる我が子を一目見る事さえ叶わぬ悔しさ、悲しさで涙する場面も。

 

魅力的な義賢をとても丁寧な描写で演じられていました。

 

涙する場面では目が赤くなっていて、演じるという嘘の中に真が見えるというか、

心が見える様でした。

 

 

そして、「戸板倒し」

見たかった場面です。

 

初めてみた日はインパクトが凄く、想像以上でした。

3階から全体が見えたのもよかったのかも知れません。

1階からの視界もやはり迫力がありました。

(考えた方凄い!)

 

 

「仏倒れ」

こちらの演出があるとは知らず、初見では恐ろしすぎて(危なすぎて)

拍手ができませんでした。

(後日、演劇界のコラムを拝読し安全だと書かれていたので、少し安心しました。)

1階から見た日は、全く視線を落とさず倒れているのに気づき、プロ意識に脱帽しました。

それにしても恐い。

 

 

「槍が左右から飛んでくる」

これは、毎回怖すぎました。

私の記憶が正しければ、袖に刺さっている日もありました。

 

 

 

これらの立ち回りや演出に至るまでに、義賢の人物像が見え、見た目の格好よさも加わり、

より戸板倒しや仏倒れが強烈な印象となりました。

 

 

義賢最期、かっこよすぎました。

重厚でそれでいて全てが絵になる美しさ、儚さがありました。

 

 

 

 

そういえば、義賢↑これと同じ箱持ってましたね。ニコニコ

 

ふばこ【文箱】 手紙などを入れておく手箱。手紙を入れて、届けるために持って歩く箱。状箱。 とのことです。
 

 

 
 
 
 
 
追記:手が震えしゃんしゃんと刀のつばの音?が聞こえる場面も
印象的でした。