「意識」すると「即」効果が出る

コレペティトール・声楽家育成コーチ　香川紀恵です。



今日は　昨日ホームセミナーに
参加してくださった生徒さんが
レッスンに来ました。



昨日の「刺激」は　
今日すでにあらわれました。

今取り組んでいる曲の冒頭に
「Adagio」と書いて有ります。
「Adagio」は「ゆっくり」であり
「ゆったり」であり、そして「慎重」
「丁寧さ」も含まれています。
慎重であっても
神経質ではないのです。

そのことを確認し、
何を伝えたいのか、
何を言うのか、も確認し、
歌ってもらいました。

前回とは　全く違って
気持ちが伝わる音になりました。

途中で　Allegro Maestoro　
になります。
「Allegro」は速い部類に入りますが、
「快活に」「ほがらかに」
といった意味もありますので、
急いではいません。
「Maestoso」は「威厳をもって」
「堂々と」という意味ですね。

「堂々と　そして快活に」、、、
をイメージして歌ってもらいました。
普段苦手にしている　
音の跳躍も安定してきました。

「意識する」ことで、
音楽はすぐに「雄弁」になりました。


「なぜ　音が跳躍するのか？」とか
「なぜ　高音で歌わせるのか？」とか
表現する内容から考えると、
身体は上手く反応してくれます。
勿論　技術も必要ですが、
技術や理論に頼り切らないで、
「どんな音を出したらよいだろう、
どんなコントラストが良いだろう。」
と考えることもとっても
大切だと思います。


生徒さんには　私からは
「この部分はもう少し空気を混ぜた声で」とか「そこは母音が響く声でつながりを強調して」とか、アドバイスしていきますが
こうしたアドバイスも　本人の自発的な行動がないとなかなか変化に結びつきません。

「自分でできること」と
「指導を受けてかわること」を
しっかり　分けて　
合理的に取り組んでいくと
よいと　思います。


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声楽家育成コーチ　コレペティトール　
香川紀恵
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