12/16のオペラカッフェマッキアート58×ガルバホール共同企画『ヘンゼルとグレーテル』キャストインタビュー、
第2回目はグレーテルを演じる箕浦綾乃です。
研修所の修了試演会で『ナクソス島のアリアドネ』からツェルビネッタを演じた箕浦は、
軽やかな歌声と愛くるしい容姿のソプラノ。
ちなみにこの修了試演会で、ツェルビネッタに恋をする作曲家を演じたのは、今回ヘンゼルを演じる横内でした。
息がぴったりのふたり、今回は兄妹役として魔法の森を探検します。
箕浦 綾乃(みのうら あやの)
愛知県出身。国立音楽大学卒業。卒業時に卒業演奏会に出演。同大学院声楽専攻オペラコース修了。二期会研修所マスタークラス修了。二期会準会員。2011年国立音楽大学大学院オペラ「フィガロの結婚」にケルビーノ役で出演。オペラ「リタ」のタイトルロール、「電話」のルーシィなど軽やかな声質を活かし様々な役に挑戦している。Chor Stellaメンバーとして、BS-TBS「名曲アルバム」に出演中。声楽を、荻野砂和子、小泉惠子の各師に師事。
⑴子供の頃に親しんだであろう『ヘンゼルとグレーテル』。あなたにとってどんな物語でしたか。
童話の「ヘンゼルとグレーテル」は、小さい頃から好きで、何度も読みました。最初は、お話しそのものというより、森やお菓子の家といった挿し絵が好きだったように思います。また、自分と同じように、小さな兄妹が知恵と勇気を使って魔女を倒す、というのも気に入っていました。今考えると、森に置き去りにされたり、悪い魔女を焼いてしまうってかなり残酷ですが、当時はそういうことより、美しい風景描写の方が印象に残りました。
⑵今回あなたが演じるグレーテルは、あなたにとってどんな存在ですか。
グレーテルは、ずっとやりたかった役です。女の子って、小さい時から自分のことを「お姉さん」と感じてるところ、ありますよね。そこが子どもらしく可愛いですが、時々鋭い感性を見せるところもあり、大人をどきっとさせたり。グレーテルもそんなところがあり、とても魅力的な女の子。また彼女はとても芯が強く、作品の中でどんどん成長していく役でもあります。グレーテルが「こっちよ」と導いてくれてるようなそんな気持ちになることが多々あります。
⑶もしも、実際にお菓子の家に出会ったら、あなたはどうすると思いますか。
まずは写真を撮るかな?(←いまどき?笑)で、やっぱりかじってみます!笑
⑷童話の世界を生き生きと描いたフンパーディンクの音楽。あなたが歌っていて、好きなのはどんな場面ですか。
楽しいのは、一幕のダンスシーンや三幕のお菓子の家にはしゃぐところなのですが、実は一番好きなのは、二幕の森のシーンです。森の静けさや、暗闇の恐ろしさが見事に表現されていて、本当に心細くなってしまいます。対照的に、神様や天使のことを歌う箇所はとても美しく、清らかな心があらわれており、そちらもとても好きです。
⑸最後に、みなさまへひとこと!
クリスマスの前のひととき。ヘンゼルとグレーテルと一緒に、ちょっとおかしな(お菓子な)楽しい冒険をしましょう!出演者一同、皆様のご来場をお待ちしております。
◎今後の出演予定
2018年6月2日
村上敏明&コールステッラ コンサートin日野
コールステッラメンバーとして出演します♪
箕浦の演じる、お茶目で愛らしいグレーテル、どうぞお楽しみに!
オペラカッフェマッキアート58×ガルバホール共同企画『ヘンゼルとグレーテル』は、
西新宿のガルバホールにて12/16(土)13:30開演です。
おかげさまでチケットは、
全席完売となっております。
キャンセル待ちは、
operacaffemacchiato58アットマークgmail.comで承ります。
次回のインタビューは、
兄妹の母・ゲルトルートを演じる、
ソプラノ・藤野沙優です。