ひっそりオペラ小屋
オイゲン・ダルベール(1864-1932)
 『低地』
 Tiefland
台本:独語/ローター
初演:1903年(全3幕、プラハの新ドイツ劇場)、第2稿1905年(現行版全2幕、マクデブルク市立劇場)

歌手はなんといってもルネ・コロ最高。しかしヴェリズモ風オペラにコロの高貴さ漂う甘い歌声は似合わない気がしないでもないですが(笑)、それでも終盤の迫力はもう凄いです。
エヴァ・マルトンも豊かで大変素晴らしい。
ベルント・ヴァイクルも憎々しくて良かったです。
ヤノフスキは流れはいいとは思いますが、控えめのせいなのか音質のせいなのか、オーケストラの音が引っ込んでてスッキリしないのがとても残念です。


『低地』(2CD/対訳付き)
ペードロ…ルネ・コロ(T)
マルタ…エヴァ・マルトン(S)
セバスティアーノ…ベルント・ヴァイクル(Bs)
トマーゾ…クルト・モル(Bs)
モルッチョ…ボード・ブリンクマン(Br)
ペーパ…マリーア・ヤニーナ・ハーケ(S)
アントーニア…アンジェラ・フィーニー(S)
ロザーリア…アンネ・ジェヴァング(Ms)
ヌーリ…カルメン・アンホルン(S)
ナンド…ノルベルト・オルト(T)
バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮)
録音時期:1982.6-7/1983.2.
録音時間:134’50