君は現れた。つい、 この前までは名前も知らなかったわけで つい、この前までは君がどこで何をしようと 僕の心は揺さぶられることがなかったわけで。 君を知らずに誰かに惹かれ 君を知らずに人に傷つき 君を知らずに喜怒哀楽の海を泳いでいたのに。 ある日突然君は現れて 僕が築き上げてきた歴史のセンスを 涼しい笑みで蹴り飛ばし 芸術は爆発だと言わんばかりに 長い夜を僕に与えた。