こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。




今日は部屋に入るとすぐに壁ドンされて、



「ねぇ、ほかの男と連絡してたでしょ?ボクがいるのに」




「うふふ」

なんでいつもバレるんだろうな。




「………ん?その反応は…まさか、会ったの?」




「うふふー」




嘘をつかないと決めているので、

ウリくん2回目に会ったという話をしました。




「えー!ボクがいるのに?」




「だから言ってるじゃん、エツくんに沼りすぎたら嫌だから、他でバランスとってるんだよ」




エツくんは
しばらく黙ってから
「そういうところ、女ってずるいよな。男のせいにしてさ。男はもっとシンプルだよ。他の女とやりたいって言う。」



そう言われたら、
私もそうなのかな?



「じゃそれなら、私はカレーが大好きだけど、
たまには焼きそばも食べたい、みたいな感じかな。」


「もっといいものにしなよ…キョロキョロ



「じゃ、お寿司が好きだけど、たまにはラーメンも食べたい。」


「僕、お寿司?」


「あはは」


「でもさ、そんなこと言って、エツくんだって色んな女の子に『可愛い』『好きだよ』って言ってるじゃん。いっぱいチューしてさ。」



「それは仕事じゃん。それと、ボク、『好きだよ』は言わないよ。昔うっかり使ったら、逆恨みされてたいへんな目に逢ったから、それから使わない。」



「仕事だから仕方ないみたいに言ってるけどその仕事を選んでるのは自分でしょ。合法的にエロいことできるって思ってるじゃん」



「そんなにイイことばかりじゃないよー。かなえちゃんはご褒美みたいなものだけど、やっぱり仕事だよ。」



「そうは言っても、予約入ってるのをみると、凹むんだよなー。やっぱりエツくんはみんなのエツくんなんだよなって、頭でわかってても、わからないっていうか。自分の中のもう一人を宥めるのにひと苦労よ。」



「そんなの、本妻だってもっと堂々としてりゃいいじゃん。ちょっと浮気して結局私のところに戻ってくるわって。」 


「浮気?!やっぱり浮気?!」



「言葉のあやです。そんなの、ボクだって、かなえちゃんが他のセラピに入るのは嫌だよ。百歩譲って誰かのところに行ってもいいけど、誰かを気に入って何度も入るのは嫌だ」



「エツくんだと気持ちが入り過ぎてしんどいんだよ。何人か入ったけど、他の人に入ってもこんな気持ちにならない。むしろスッキリするのよ。」


「ジムの後みたいに?」


「そういう感じ。でもエツくんのあとは、なんか違う感情が出てくるの。幸せだけど、悲しくなるっていうか。恋愛感情なのかなぁ。こんな気持ちに振り回されるのが時々しんどい。」


「そっか。でも、生きてるって感じでいいじゃん!
恋愛感情っていいものだよ。」


そう言っておなかをぽんぽんとして、
第2回戦スタート。



やっぱり気持ちいい。
身体は正直で、エツくんじゃないとダメって言ってるみたい。



いつももう喘ぎまくって
意識が朦朧としてくるくらい気持ち良くて、
そんな時に
私の目を見ながら
「好き?」って聞いてくるエツくん。



何が好きかって
目的語を言わないから
おちんが好きなのか
キスが好きなのか
エツくんが好きなのか
ハグが好きなのか
はっきりしないけど
そんなのはもうどうでもよくて
私の身体はエツくんが好き。
だから意識が飛びそうな中で「好き」って答えるんだけど、
それをものすごく嬉しそうに
「僕も好きだよ」って抱きしめられるのです…。



だからといって
付き合いたいとまでは思わないのが
不思議。


つづく。