こんにちは。

ご覧いただきありがとうございます。





旦那には、とある運動の趣味があります。

お金がそんなにかからず

体にも良いということで

その趣味にプライドを持っています。





なので、

運動苦手!で

K-popアイドルや韓国ドラマが大好きな私(と子ども)のことを

はっきりとは口には出さないけれど、

「オタク」としてバカにして見ているようです。




韓国アイドルが好きだという話をしていたところ、

「オレ、アイドル好きとかいうと、こういうイメージしかなくて、気持ち悪いんだよね」と言われたこともあります。





さて。

GWに用事があり、

夫婦二人で出かけた時のこと。




車の中で、



ネトフリにハマってしまうと

楽しすぎて動けないよね、という何気ない話から、




旦那が

「残りの人生は、

身体が自由に動くことを考えると、

もうカウントダウンに来ている」という話をし始めました。




「オレは来年、〇〇大会に出て、そのあと〇〇レースに出て、そんなふうに計画を立ててるんだ!!」と一通り話が終わった後、




「かなえがアイドルとかじゃなく、ウォーキングとかランニングとかそういう健康にいいことにハマる日は来るのかね?」

と聞いてきました。



「ないね」



「即答かよ!(笑)これからもずっとK-popアイドルを追いかけるつもり?」




この段階で言い方がすでに

非難めいた感じがしたので、




「そんなのはわからないよ。私はその時したいことをしたい。したくないことをしたくない。」

エツくんとはエロいことをしたいけど旦那とはしたくない



「それは当たり前だけど…残りの人生、カウントダウンだと考えたら、健康のこととか考えてさ…」




うるさいわ、この押し付けがましい感じ。




「うーん、したいことといえば、私は、いつか一人暮らしをしたいと思っています。」




「………えっ?!!」




「私、大学を卒業してから、ずーーっと、自分ではない誰かのことばかり優先してきて、職場でも色々な人に気を遣って、家でも常に、次は誰のために何をしなきゃいけない、って考えてる。

のんびりする時間は少しあっても、誰かのことがあるから、ずっとのんびりできない。必ず自分以外の誰かが優先で、1日のうち、本当に自分のことや自分の好きなことを考えられる時間は、ほぼない。

だから一人暮らしで、誰にも何にも縛られずに、自分の気持ちをじっくり聞く生活をしてみたい。正直、自分が何をしたいのかすらわからないんだもん。


実は、一人暮らしをするタイミングは、下の子が家を出るときだと思っていたけど、この前、あなたが単身赴任からそのタイミングで帰ってくるって言っていたから、正直、あーダメになったなって思ってる。」




一気にまくし立てたので、

旦那は言葉が出てこない様子。




まさか、私がそんなことを考えているとは思ってもいなかったのでしょう。




「た…たしかに、そうだね。いつもみんなのことを考えてるよね…」

と旦那。




ついでにもう少し脅かしておきましょう。




「私が7年くらい前から、親から相続した物件を貸したり、外貨預金とか投資や運用とかしてるのは知ってると思うんだけど、

やりたいことをやるにも、一人で暮らすにも、先立つものがいるわけで、

いざという時にあなたや子どもたちとか、誰にも迷惑をかけないように、準備をしてるんだよ。

あなたは老後の二人のためにお金を貯めてると思っていたのかもしれないけど、別にそういうことを意図してではないのよ。

私が、みんなに迷惑をかけないようにするため。」




そういうと、

旦那はますます返す言葉が見つからないようで、

シーンとなりました。




旦那が老後の健康のことを考えて趣味の運動を始める前から

私はお金を貯めておひとり様ができる老後に備えてた、というのですから。




少し脅かしすぎたかなてへぺろ




「まぁ、家族や人のために何かをすることで、自分の存在意義が見出せて、それはそれで幸せなことだと思って過ごしているよ。

でも今日は、あなたが自分には運動の趣味はあるけど、私もやりたいことはないのかと聞くから答えただけであって、

別に黙って出ていくようなことはしないし、

一人暮らしをする時が来るなら、ちゃんとその時は言うから。」




「お…おぅ…」




私が淡々と話したのと

旦那が面食らいすぎたのとで

まったく喧嘩のようなものにはならず、

旦那も「なんでそんなこと言うんだよ!」と怒るようなことにもなりませんでした。




話した後に思ったのは、

「うちの旦那は、

いつから私の本当のパートナーではなくなってしまったのかな。」ということ。




昔、子どもたちが独立したら、

旦那と庭先でのんびりお茶をして

くだらない話をしたいななんて思っていたのに、

そんな気持ちはもう1ミリもなくて。



旦那のことが嫌いになる決定的な瞬間というのが浮かばなくて、

色々積み重なって、

気がついたら心の距離が離れていて、

老後に一緒に何かをしたいとは思わなくなっていました。



今日のこの会話は、

間違いなく旦那の中に何かを落としたと思われます。



だから、言ってたでしょ、

「女の人は、積もり積もって、行動を起こすんだよ」って照れ




つづく。