人間のために労働してきた馬たちを、殺処分から救って

あらゆる使役から解放された環境で天命を全うさせたい。

そんな思いから開設されたオープンセサミ。

 

そこはファーム・アニマル・サンクチュアリーであり、

第二種動物取扱業者なのです。

その運営と現状についてご紹介します。

 

第二種動物取扱業者って何?

 

環境省が定めた動物愛護管理法の中での1業態です。

動物を多頭数飼育しつつそこで暮らす動物たちには

営利目的での一切の使役をさせない事を条件に認可されます。

 

それは第一種動物取扱業として営利を目的とする

動物園ふれあいパークとは根本からの違いがあり、

屠殺をおこなう家畜業とも真逆に位置しています。

オープンセサミでは乗馬や、馬との触れ合いによるヒーリング、

記念撮影、撮影用の貸し出しなど馬を労働させて利益を得ることを一切いたしません。

 

なぜ第二種動物取扱業者?

多頭飼育を行う場合、何らかの業態としての登録が必要となります。

それは、個人が無許可で多頭飼育を行い、

結果として動物虐待に陥るのを防ぎ、監視するためです。

オープンセサミは引退馬を対象としているので、

動物を労働させることによる収益活動はいたしません。

そのため第二種動物取扱業者として登録いたしました。

 

費用はどう賄っているの?

すべてを寄付とボランティアによる支援で賄っています。

 

現在飼われている動物は?

人間年齢にすると130歳になるパンちゃんを始め、

馬28頭、猫40匹が暮らしています。

猫に関しては、事故で傷ついたり、心無い人間によって傷つけられた猫の保護、

治療を行い余生をおくらせる他、譲渡やTNR活動も行っています。

*TNR活動とは野良として暮らす猫の繁殖を防ぐため避妊手術を行う活動です。

 

飼料はどうしているの?

オープンセサミは広大な牧草地を保有していないので、牧草等は海外から購入しています。

 

オープンセサミの課題

昨今の急激な物価の上昇で、飼料の購入が困難になりつつあります。

 

設備

写真をご覧いただくとわかると思いますが、

今厩舎は、バラックとしかいいようのない建物です。

地震や大きな台風が来ると、大抵、どこかが壊れて

修理(接ぎはぎ)をしている状態です。

自然災害から動物を守り彼らが安心して暮らせるよう施設を強化したいです。

 

食と住の問題解決のため、クラウドファンディングを開始しました。

ご支援をよろしくお願いします。

第二種動物取扱業者の養老牧場です。コロナで餌代が急騰し、馬の餌代を助けてください - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)