二十四節気七十二候 | 『粋なオトナになりやしょう』

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昨夜の満月は見事でしたね~。
初夏の満月も気持ちいいものですね。

さて、質問です。

「蚕起食桑」
「紅花栄」
「麦秋至」

これなんでしょう?
そもそも、読めないですよね。

これらは、

「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」
「紅花栄(べにはなさく/べにばなさかゆ)」
「麦秋至(むぎのときいたる)」

と読みます。

これは、「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼ばれる、
日本独特の季節を表すことばです。


日本には春夏秋冬と四季がはっきりしていて、
それぞれ独特の趣(おもむき)がありますよね。

その一年間を24に分けたのが、
「二十四節気(にじゅうしせっき)」です。
「立春」「大寒」など、なじみがあるものも多いですよね。

太陽の高さが最も低くなる「冬至」、
反対に最も高くなる「夏至」、
その間の「春分」「秋分」の4つを基準として、
1年を24等分したものです。

1年を24等分したのですから、約15日おきになります。
それではおおかますぎるということで、
それをさらに3等分したものが七十二候(しちじゅうにこう)です。
だいたい5日おきになります。

1年に72もの季節を認識している感覚があったわけですね。

もともとは古代中国で考案されたようですが、
日本の気候風土に改訂され、
現在では、明治7年(西暦1874年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。


今日5月27日は、
二十四節気では「小満(しょうまん)」、
七十二候では「紅花栄」となります。

自然と寄り添い、
季節の移り変わりを敏感に感じ取りながら生きられたら、
ちょっと粋じゃないですか?

あなたが生まれた季節はどんな季節なんでしょうね?
二十四節気七十二候を意識したいですね。