2014年8月20日(水)天気時々のちガスのち

天候不順が続いている。アルプスの頂は雨だろう。晴天のもと高原で涼しい山歩きがしたい。

天気予報を何度もチェックする。岐阜県と長野県に前線がある。新潟が雨なので谷川岳もだめだろう。

それに標高が低いので暑い。南アルプスや八ヶ岳に出かける元気が出ない。毎年秋に歩いている

前掛山に出かけてみることにした。夏の新緑も綺麗かもしれない。標高2500mならばおそらく

涼しいだろう。あとは天気次第だ。


行程

車坂峠(6時38分)→トーミの頭(7時48分)→黒班山(8時5分)→蛇骨岳(8時29分)

仙人岳(8時43分)→Jバンド(9時1分)→賽ノ河原分岐(9時29分)→前掛山(10時22分)

賽ノ河原(11時32分)→トーミの頭(12時15分)→車坂峠(13時30分)

距離13.6km 総移動時間6時間52分(休憩時間含む) 累積標高1342m



天気が良くなければ登山の楽しみは半減だ。関越道を走り軽井沢を超えて小諸に入ると空

明るくなってきた。




車坂峠は1973mある。気温は21℃で涼しい風が吹いていた。浅間山噴火警戒レベルは1で

安定している。



涼しいが湿度が少し高いようだ。樹林帯の中をゆっくり歩きだす。白根山の時と比べると少し汗

が出る。天気がいいので来てよかったと思っていた。トーミの頭から浅間山を眺めると麓か

らの水蒸気が山頂に向かって集められているような雰囲気だった。



そのまま黒班山まで歩くとなんとガスで浅間山が見えなくなり、太陽光線もなくなり回りが真っ

白になってきた。



天候が急激に変化した。モチベーションも急降下だ。天気を外してしまったか、もう今日は回復

しないのか、ここで引き返そうか、色々考えていた。



おまけに非常に寒くなってきた。このままでは低体温症になってしまう。ザックを下してウインド

ブレーカーを羽織りフードを被ったら少し落ち着いてきた。ホワイトアウトの山頂でコーヒーでも

飲むかと考えていた。



進行方向右の浅間山方面は何も見ないが、左の万座方面はガスが出ていなく良く晴れているようだ。



歩き続けていると浅間山のガスが少しずつ薄れてきた。



急速に天気が回復してきた。今度は汗が出てきたのでウインドブレーカーを直ぐに脱いだ。



Jバンド方面の縦走路が良く見えてきた。浅間山頂ももう少しで見えそうだ。



Jバンド到着時には天気が完全に回復した。モチベーションも向上する。



Jバンドからの下りはそれ程厳しくはない。緩やかに下っていく。



賽の河原への道が見えてきた。



雲一つない浅間山が見えてきた。



浅間山直下の登山道に入ると登山者が増えてきた。山頂へ緩やかに登山道が続いている。

息を切らせないように登っていく。



シェルターをスルーして山頂を目指す。



この辺の雰囲気は何度来てもたまらない。



晴天の山頂に到着した。風が少し吹いていて涼しくて気持ちがいい。


たっぷり時間がある。ジェットボイルでコーヒーを入れていつものメロンパンを食べた。



真冬並みに展望が開けていた。八ヶ岳方面から富士山もみえた。白馬岳方面は雲がかかっている。

甲斐駒ケ岳は晴れて良そうだ。



山頂を十分に堪能してから賽ノ河原に向かった。



縦走してきた黒班山~仙人岳方面を確認する。緑が眩しくて、水彩画のようだった。



火山館で休憩をいれようか迷ったが草すべりを超えてからお昼にすることにした。



何度も登った草すべりだが、今回は夏バテの影響か非常に苦しかった。急登りで心拍数が上

がる。足は少ししか上がらない。止まらずに歩き続けることだけに集中した。正直ここまでは非

常に楽なルートだった。草すべりの登りだけで体力を消耗してしまう。体力が必要なコースだ。



トーミの頭でお昼にしよう。



浅間山をバックにカップ麺を食べた。ここも涼しい風が吹いていた。



後はゆっくり戻るだけだ。



今日は中コースを使わずに表コースのまま車坂峠を目指した。中コースは雨で道がドロドロの

心配があったからだ。表コースは来た道なので少し登り返しがある。下りでは腰痛の為か少し

不安定だった。

天気に恵まれて新緑の浅間山を満喫することができた。