

4回目の富士山は樹林帯からスタートする須走ルートだ。今年で4ルート全て制覇になる。
梅雨なので天気は気にしない。大雪の影響がまだ残っており、砂走りはコンディションが悪く
3分の1位しか利用できない状況であった。
行程
須走口5合目第2駐車場(6時21分)→7合目太陽館(8時39分)→本8合目トモエ館(10時3分)
浅間大社奥宮(10時47分)→剣ヶ峰(11時26分)→浅間大社奥宮(12時25分)
7合目太陽館(13時34分)→砂払5号(14時13分)→須走口5合目第2駐車場(14時37分)
距離14.5km 総移動時間8時間15分(休憩時間含む) 累積標高1881m 平均速度1.6km
【赤GPSログ】
東富士五胡道路からふじあざみラインに車を走らせた。結構な急坂である。
第2駐車場に到着すると何と太陽が顔を出していた。日焼け止めを塗っておこう。
駐車場から少し戻り富士山須走口5合目登山口から頂上を目指す。
今までのコースとは全く景観が違う。美しい樹林帯が見える。標高2000mがスタート地点だ。
登りでは決して飛ばさず脈を上げすぎてはならない。ペースを抑えて一定のリズムで登る。
コースが完全に雪で埋もれている。薄いトレースを頼りに登っていく。
太陽館を過ぎると所々からガスが発生してきて視界が悪くなってきた。
雪渓ではトレースが確認できずに直登りをしてしまった。その後のトラバースでは少し危ない感じ
がした。キックステップではそれ程ステップを切れない。雪はぐずぐずなのでアイゼンも効かない
だろう。
雪渓ではまだスキーができるようだ。スキー板を担いだ人もいた。
西洋人のハイカーの集団が下ってきた。ピカピカのブランド物のスニーカーにジーパン姿だっ
た。天候が荒れれば対応できないであろう。どんな計画で登ってきたのだろうか。
スコップを持った作業員が登山道を整備してた。山開きに向けて準備しているのだろう。
小屋と小屋の間隔が短くなってきた。足元が砂礫になると踏ん張りが効かずに歩きづらい。
一つ目の鳥居が見えてきた。ペースを抑えているが心臓の鼓動が早く耳まで聞こえてくる。
土木事務所の関係者が登っているようだ。吉田ルートと合流して登山者が多くなってきた。
山頂に到着した。高山病もないので右回りでお鉢巡りをすることにしよう。
いつもの岩場に移動してサーモスのお湯でカップ麺を食べた。馬の背で苦労いているハイカー
が見受けられる。
この先の道が不明であった。わずかな踏み跡を頼りに歩く出した。かなりの斜面だ。アイゼン
は装着なかった。スリップは許されない。火口まで落ちてしまう。キックをしても靴が雪面に
食い込まない。少し危険な個所もあった。安全なとろろで反対周りのハイカーとすれ違ったら
ストックに前爪のアイゼンを装着していた。安全が第一だ。
山頂鳥居から下りに入る。登りですれ違った、土木事務所の集団と又一緒になった。
あまり期待はしていないが予定通り砂走ルートに向かうことにした。めったに装着しない
レインゲイターを装着する。大分ガスも出てきて視界が悪くなってきた。
2本のロープに区切られた砂走りの下山が現れた。雪がと登山道を覆っている。
御殿場ルートの大砂走りはすごかった。大量に砂が入っていてクッション性がよくないと走る
事は出来ない。走れたのは3分の1程だ。場所によっては川になっているとところもあった。
須走口の砂走りは勧められない。入らないほうが無難だ。
山頂では何も高山病の気配がなかったのに、下山中にバッファリンが飲みたいほど頭が痛く
なってきた。直射日光か気圧の変化か原因は不明だが、富士山下山時に頭痛が出ることが
よくある。
分岐の合流点まで戻ってきた。後は穏やかな下り坂が登山口まで続く。膝はまだ元気だ。
須走口5合目登山口まで戻ってくると大分霧が濃くなってきた。店でソフトクリームでも買いた
かったが、買えずに通り過ぎてしまった。
第2駐車場に戻る道が結構な登り坂となった。駐車場に戻るとおじさんに声をかけられた。
山頂の様子を教えてピッケルはいらないが軽アイゼンは持って行ったほうがいいと答えた。
4ルートの制覇が終わったが来年も又登るだろう。